経営者として責任問題をわけてみましょう

経営者のリスク

経営者にはすべてにおいて責任問題がつきまといます。ひとくちに責任問題といってもその内容や責任は多岐にわたります。経営者としての責任問題を今一度再確認しましょう。今回は経営者としてどんな責任を誰に対して? をテーマに責任問題を多少分散化して紹介します。

■社員・従業員のやることすべては経営者の責任

この責任問題はイメージとしてはわかりやすいと思います。社員や従業員は会社の指示に従って業務行う義務がありますが、当然すべての社員が与えられた通りに業務をこなせるわけでありませんよね?失敗することや顧客からクレームをもらうことだってあります。

こうした責任問題は小さなことであれば、社員のみで対処させることも可能ですが、もしも大事になったりしたら、経営者が責任をとらなくてはいけません。社員のミスは経営者の教育不足だという認識を持ちましょう。

くれぐれもミスした社員に責任を押し付けるのだけは厳禁です。ミスをしない業務指示、運営体制を作ることが経営者の責任でもあるのです。

■顧客への責任

会社の商品(サービス)を利用し購入してくれた顧客に対しても責任があります。自社の商品(サービス)が顧客の要望や期待、そのニーズに対応できる質の高いものであるか? 顧客が納得のいく価格でなければなりません。

また顧客に対して迅速かつ丁寧な対応で自社の品質で、できる商品を提要する責任を果たさなければなりません。要は顧客にとって自社の商品が購入に至るまでへ信頼できるものかどうかになります。

購入した商品で、万が一けがなどを負った場合もその責任は経営者になります。経営者は商品の製造から工程までを入念に確認し、顧客に対して安全かつ欠陥がない商品を提供しなければなりません。

■会社や社会に対する責任

経営者として会社に対しては経営面での責任はもちろんあります。もしも役員や取締役の不正行為や会社に対して損害を与えた場合は損害賠償責任を負うことになります。

社会に対する責任とは、会社として事業と行うことは営利を目的としています。それと同時に商品(サービス)を提供することで社会に貢献することも期待されています。その中で販売している商品に欠陥があったことで事故が起きれば、社会に対しても、もちろん責任を求められてきます。

■明確にすることが必要

経営者として責任をとる、持つということは非常に大変ことになるでしょう。常に会社や社会情勢は変化していきますので、すべてが計画通りいくことはなく経営者が予想してない事態は多々起こります。

もしも責任問題が出てくるようなことがあれば、まずは落ち着いて誰を対照した責任なのか? を冷静に明確に理解することが必要になってきます。