飲食店の経営におけるリスク回避

経営者のリスク

現在、コロナウイルスが猛威をふるう中、様々な飲食店がやむなく休業や廃業をせざるを得ない状況となっています。元来、飲食店の経営は素人が手を出すことはリスクが高いと言われていましたが、飲食店の経営で成功するには経営者はどのような事をするべきか?また、リスクを回避するにはどうすべきか?を見ていきましょう。

飲食店の経営に必要な事

冒頭でも申し上げたように、飲食店の経営とはそもそも素人が手を出すのはリスクが高いと言われています。どんなにそのお店の商品が美味しいとしても、個人経営は大手チェーン店には張り合えないのです。

大手のチェーン店は、沢山の経営ノウハウや管理手法があり規模の大きさを存分に使い経営をしているのです。そんなところと対等に張り合おうと考えるのは、無理があるといえるでしょう。では、どうすればいいのか?

必要なのは、大手チェーン店ができないことを探す。逆にいえば、個人経営ならではのやり方を探すことです。大手チェーン店と個人経営店との一番の違いとは、コミュニティではないでしょうか。

コミュニティと言っても、様々なものがあります。友人・知人・地域・仕事・ありとあらゆるものが考えられます。これが、一番の強みといえます。コミュニティを通じて、さらに新しい繋がりがどんどんできていくのです。

コミュニティ

コミュニティが強みと先ほど申しましたが、そのコミュニティが集まる場所として、飲食店がその中心となる事やまた、その集まる場を提供することが繋がりを作っていくことになります。その飲食店が、発信するSNSでの情報などを共有するなど繋がりを広げていく手段は多種多様といえます。

例えば、そのお店のコミュニティの中でイベントを開催する事になればそのイベントによってさらに集まるお客さんが繋がっていくなど、どんどん膨らんでいくでしょう。

ピンチをチャンスに!

現在の状況を例えてみると、コロナウイルスの影響で飲食業界も大打撃を受けているところが多い中、ピンチをどのように変えていくか?大手チェーン店においても、休業まで追い込まれることはなくとも、客足が遠のくことで廃棄処分になってしまう商品が多数出てしまうのは経営悪化に繋がっているでしょう。

このピンチをどのようにチャンスに変えていくかを考えた時に、例えば廃棄処分をするよりもお弁当やテイクアウトにして販売するなどに切り替えるとします。大手チェーンの1つの店舗が考えたとしても大手チェーンの場合は、その店舗だけで販売方法を勝手に変更することができず、現場ではない、本部や経営会議などで決定し全店舗同時に変更しなければならないなどしばりが多いのです。

このことからも、もし個人経営の場合であれば、すぐに動くことができます。店舗での飲食ができないわけですから、テイクアウトになるのですが最小限の人員で調理し電話やSNSなどを使い注文をとり、受取り時間を決め他のお客さんとの接触も最小限にするなどの対策もとれるでしょう。

また、SNSでその販売方法をコミュニティに向けて発信することもできるでしょう。例えば、通常の販売価格よりも1000円以上の注文で10%OFFにするなどやり方は、アイディア次第となるのです。フットワークの軽い個人経営の強みとなるでしょう。

まとめ

飲食店の経営におけるリスク回避について見てきました。現在の状況は平時ではありませんが、経営に関していえばいつ何が起こるかわからないという、リスクに対してすぐに対応する準備と策が必要だといえるでしょう。