経営者とサラリーマンの思考の違いについて

経営者のリスク

会社を設立するにも、資本金が1円でも行えるようになり近年は起業がしやすい環境になってきました。起業する事はさほど難しくはありません。難しいのは、起業した後に事業を継続する事です。サラリーマン気分のままで経営者にはなれませんから、今回はその違いについてみていきましょう。

同じものを見ているのに考えている事は180度違う

古いお店の前を通った時に、ほとんどの方が「ボロイお店だな~」とそれだけで、あまり興味を持たない方が多いと思います。しかし経営者の方は、同じものを見ているのに考えている事はまるで違うのです。

・なぜ、こんなボロイお店が長く続いているのか?
・どのように利益を出しているのか?
・このお店のマーケティング手法が気になる
・こんな田舎なのにどうやって集客をしているのか?

など経営者とサラリーマンでは日頃から思考している事が全く違うのです。厳しい言い方ですが、サラリーマンは、経営者ほど考えてはいません。そのため、万が一仕事で失敗を犯しても責任が経営者ほどないので気は楽です。

あくまで上司の指示、社長指示の範囲の中で動いています。ですからサラリーマンは成功しても失敗しても、喜びや落胆の度合いが経営者に比べると少ないのです。

覚悟を持っているのが経営者

覚悟とは悪い事態を予測し、危ない事や困難な苦しい事に対して心構えをすることです。経営者になると想定外な事も日常になるので、万が一の覚悟が半端なく多少の事では動揺しません。

経営者の役割

ここまでサラリーマンと経営者についての違いをお伝えしていきましたが、ここからは実際に経営者に求められるものについて見ていきましょう。

ビジョンを掲げられる

経営者は組織や会社の明るいビジョンを掲げ、社員に浸透させ、同じ目的意識を持たせることが重要な役割です。

人間的な魅力

経営者の多くは、人間的な魅力を持つ方が大勢います。経営者はサラリーマンと比べ覚悟を持って、様々な経験をする事により明るさ・勇気・信頼感・忍耐力など人格が磨かれていて、人を惹きつけます。

経営者は独自の価値観や主張や意見を、周りの人に無力的に感じて頂けるように日々自身を磨いている方が多いものです。

コミュニケーション能力

会社を起業すると、組織の中には価値観の違う方が大勢います。それらを1つにまとめるのに、コミュニケーション能力は経営者にとって必要です。

コミュニケーション能力とは、相手の伝えたい内容を的確に読み取りながら、そのうえで自身が思考していることを客観的に認識し、相手の置かれている状況や立場を考慮して分かりやすく伝える能力の事です。

自己変革の力

近年は社会も変わるスピードが早いので、現代社会の経営者に求められる資質に自己変革の力が挙げられます。様々な課題や問題を乗り越えるために、積極的に自身の在り方や生き方を変える姿勢の事をいいます。

まとめ

今回は経営者とサラリーマンの違いについて見ていきました。先述したように経営者は、覚悟や多大な責任を持って、日々自身を磨きながらお仕事に向き合っています。サラリーマンと比べると成長スピードも比ではありません。今回の内容が今後の参考になれば幸いです。