会社経営における経営者のやりがいとは

経営者のリスク

起業したての経営者は大きなビジネスへの情熱がありますが、会社を維持することは生半可な努力では達成できません。会社経営のモチベーションを保ち、適切な運営とコンスタントに利益をあげるには経営を楽しみ、明確な目標を立てることが大切です。今回は経営者のやりがいについて考えていきたいと思います。

やりがいを高めるためには?

闇雲に駆け抜けるだけでは充実感を得ることはできません。それでは会社経営を進める上で
目標となるポイントについて考えてみましょう。

会社の成長

経営資源の充実や同業他社との競争優位が保たれるようになると、会社の成長を実感できモチベーションへ繋げることができます。企業が常に成長し続けるよう、努力は社長の義務ですが、自分本位になりすぎないように気を付けましょう。

自分で計画を立て運用できる

自身で立ち上げた会社ですので、事業計画や仕事の内容や出退勤時間といった全ての計画を自分で決めることができます。自分のやる気の上がるように計画を組んでいくことができるので、クライアントとの予定のすり合わせだけ気を付ければ基本自由です。ただし、自分本位になりすぎると周りからの信頼を失いますので、会社のことを第一に考えて計画しましょう。

社会からの信用と認知

経営が軌道に乗り始めると、事業に対し好意的な反応を返してくれることがあります。社会に貢献できているという実感は、かけがえのない達成感と自身を得ることができます。従業員からの信頼を貰えるようになると、目標達成のために尽力してくれるようになり、さらにポジティブなサイクルが生まれます。

成功することで収入が増える

事業で成功を収めることができれば、会社と自分に入ってくるお金が増えます。生活を豊かにする事も良いですが、これらの資金を使って更に投資することで、事業の拡大を図ることも可能になります。

新しいことに挑戦する

世にまだ出回っていない新しい取り組みに携わるクリエイティブな活動は、アイディア・プロトタイプの作成等々、創造する面白さをすべてのプロセスで楽しむことができます。

やりがいのある経営を進めるには

経営者に求められる仕事は、会社の経営資源を適切に運用し、従業員の生活を考慮した組織の牽引、常に成長するための勉強、これらを怠らないことで会社は自然と成長していきます。

注意点として、専門外の仕事はプロに任せるのが賢明です。優秀な経営者がすべての業務をこなせるわけではありません。すべて任せてしまうのは、全体像を把握する点で危険ですが、打ち合わせや連絡・報告を適切に行うことで、自身の得意な分野に集中することで、効率的かつ密度の高い仕事ができるようになります。

まとめ

起業して1年以内に多くの企業は廃業していきます。会社経営は簡単なことではありません。末永く維持していくには、仕事を楽しみ前向きな目標を持って行うことが大切です。常日頃から会社と自身の成長を考え、強いリーダーシップを以てけん引することが、やりがいのある経営の基本条件といえます。