社員が定着しない会社の特徴「独裁体制」とは?典型的なタイプと最終的な末路

経営者のリスク

社員が定着しない会社の特徴として、社長が独裁体制であることが挙げられます。

常にイエスマンばかりを周りに置き、たとえ間違ったことを言っていても誰にも反論させない独裁経営を行っていれば、優秀な社員や部下もついていけないと去ってしまいます。

そこで、社員が定着しない会社の特徴「独裁体制」について、典型的な社長のタイプや、最終的にどのような末路を迎えることになるのか説明していきます。

 

社員が定着しない理由に気がつかない経営者

会社によっては、人を雇用してもすぐに辞めてしまうケースも見られます。

社員が定着しない理由に、気がつかなければいつまでたっても人は増えず、育ちません。

給与・拘束時間・労働条件なども特に悪いわけではなく、働きやすい環境を提供しているはずなのに、社員が定着しないと感じる経営者は、人が離れる理由に気がついていないだけです。

実際、社員が定着しない理由の多くは、経営者がイエスマンばかり求める独裁者であることが多いといえるでしょう。

しかし経営者に自覚がなければ、人を雇用しても辞めてしまい、短命に終わってしまう残念な企業となってしまいます。

 

典型的な独裁体制とは

人が定着しない会社の経営者は、社員に口出しせずにはいられない典型的な独裁者タイプであることが多いといえます。

社員のやるこということすべてに文句を言い、自分の思いどおりに進まなければ叱責の嵐というケースです。

仮にいわれたとおりに進めても、結果がよくなければ指示に従ったはずの社員でも叱りつけます。

叱られた社員は当然納得できないため、このまま仕事を続けても意味がないと退職してしまいます。

そのためワンマン経営の独裁者タイプの経営者を取り巻く役員は、ひたすら首を縦に振るだけのイエスマンばかり残るという環境になるでしょう。

 

独裁体制の会社の末路

ワンマン経営の独裁体制で会社を経営していても、最終的に残るのは、イエスマンばかりです。

周りにイエスマンばかりを置き、確固たる独裁経営を実現した経営者は、社外活動ばかりに精を出して肩書きのみ立派になります。

会社の現場は何も把握できていない状態でありながら、口だけは達者で業績低迷し、過去の数少ない成功話を武勇伝のように披露します。

独裁者の可能性が高い経営者の下で働く社員は日々不満ばかりを募らせるため、人離れは加速してしまいます。

最終的に短命企業の仲間入りとなるため、すぐに独裁体制を改善させるべきといえるでしょう。