賠償責任保険は、傷害保険や、損害保険、自動車保険、子供保険などの特約として付加されるもので、万が一に備え多くの方が加入しているものです。実際に請求する事になった場合の手続きの方法についてみていきましょう。
【保険金請求手続き】
事故が発生したら、被保険者は保険証券を手元に用意し速やかに加入している保険会社に連絡をしましょう。
また、同時に事故の状況や、被害の範囲、相手方の連絡先なども必要になりますので確認しておきましょう。
保険会社に連絡をしたら円滑な解決に向けて、被害に遭われた方に早めにお見舞いをするようにしましょう。
保険会社からも、相手先に連絡を入れ事故の内容などについていくつか確認をします。
損害内容が確定したら、被保険者は修理見積書や、治療費の領収書など損害状況を確認できるものを用意し、これらを保険会社に送付します。
保険会社から送られてくる、保険金の支払いに必要な書類等に全て記入し提出します。
その間、保険会社は相手方と示談交渉を行い示談が成立とともに保険金の支払いがされます。
【加入時に確認しておくべき点】
賠償責任保険に加入する時には、以下のような点について確認しておきましょう。
・個人賠償責任保険の適用範囲が国内のみか、海外でも使えるのか
特に海外へ仕事や旅行で出掛ける機会が多い人は、保障範囲はとても重要になります。
もし、国内のみであれば海外も含むものに変更できるのかなども確認してみましょう。
・補償の限度額を確認
保険会社によって、限度額は様々です。特に死亡や後遺症が残るような重大な事故を起こした場合などは、訴訟の結果によっては数千万円~1億円以上の損害賠償請求がされるケースもあります。限度額については、必ず確認しておきましょう。
・示談交渉が付いているか
保険会社が、加害者であるあなたに代わり、相手方との示談交渉をしてくれるサービスです。
加害者と、被害者はお互い感情的になってしまい話がなかなか進みません。このような場合は第3者である保険会社の方が間に入って交渉してくれると大変助かります。
無料で付いてくるものですが、中にはこのようなサービスがない保険会社もありますので確認しておきましょう。
【まとめ】
賠償責任保険は、生計を一にし同居していれば保険金が支払われますので、一家に一つ加入していればよいでしょう。
また、万が一利用するような事になった場合は、示談交渉サービスが付加されている物ですと安心でしょう。