経営者に必要な正しい知識!企業経営において大切なこととは?

経営者の保険

創業期から成長途中の企業には、会社に必要な会計や税務などの正しい知識が必要でこれらを交え経営を行っていく事が重要になります。しかし、正しい経営を行う上で障害になるものもいくつかありますのでみてみましょう。

【時間と環境の問題】
会社が成長期に入ると、当然今までよりも日々の業務が多くなり一人一人の仕事量も増えていきます。また経営者も、従業員が増えるほど社内での会議やコミュニケーションに費やす時間などが増えるため、会社内部の仕事は増え、自社の経営について考える時間が少なくなってきます。これらの問題から、経営者は自社の問題や従業員間の問題、労働問題などに気付きにくくなったり、対応が遅れるというリスクがあります。
また、企業が成長期を迎えると人の採用、育成、資金繰り、営業力、商品力の向上、技術の向上が必要になります。これらの準備期間が十分に無いと、正しい経営が行われないリスクがあります。

【理念・ビジョンの問題】
創業当初は、経営者も従業員に給料を払っていけるか、毎月の融資の返済が滞りなくできるかなどの不安もある時期です。しかし企業が成長を遂げると共に、企業資金にも余裕が生まれ店舗を増やしたり、様々な新規事業への展開も行う様になります。
このような環境の変化から当然当初の理念とも多少変わってくると思います。正しい経営をしていくためには会社の成長と共に、企業理念の練り直しも必要になります。

【組織の問題】
創業時に、自分と知り合いだけで始めた事業から、企業が成長するにつれて従業員の増加、役員の増加などにより会社としての組織が徐々にでき上がっていきます。
経営を安定させ、後世に残すためには経営の一部を任せることができ、信頼できる人物を育成していくことも重要です。また、将来に向けて事業をどの様に継続していくのか事業承継についても考えておく必要があるでしょう。

【正しい経営が行われているかのチェック】
では、自社が正しい経営を行っているかどうかは、どのように確認すれば良いのでしょうか?
正しい経営が行われているかどうかは、以下の事が出来ているかどうかで確認する事ができます。
・理念とビジョンが明確である
・自己分析をして、強みを生かした経営戦略を立てている
・常に自社にあるリスクマネジメントを意識している
・行動レベルの計画を立ててマネジメントサイクルが確立している
・後継者の人材育成や、事業の一部を任せられる者がいる
・財務に裏打ちされた経営を行っている
などがあります。これを機会に自社の経営について一度冷静に考えてみてはいかがでしょう。