経営の為の勉強会の必要性と選び方

経営者の保険

経営者は、会社の為に、また、自分の為に勉強をすることは勿論である。では、勉強会に参加する事は必要なのでしょうか。数ある勉強会の中から選ぶ方法とは? 今回は、経営の為の勉強会について掘り下げてみたいと思います。

■経営者は時代を読む手段が必要

経営者といえども常に世の中の動向にはアンテナを張り巡らせる事が大事です。老舗と呼ばれる会社が生き残ってこられたのも常に先を見据えて経営方針を行ってきたからでしょう。

経営者になりたてや中堅であっても、社会や経済、いろんな情報が経営に少なからず影響を与えています。それを読み取る力を養うには「経営の勉強会」などに積極的に参加して講師の考え方や他の経営者の考え方をインプットしていく事が必要でしょう。

しかしながら、世の中には勉強会と称する講演が数多くあり参加する側も選択しなければならないでしょう。ましてや無料のはずがないのです。

「 只より高いものはない」

と言うから何かしらの要求があるのが普通で、お金を払って何かを得なければ、という姿勢なら身につく事ではないでしょうか。

■勉強会で得る物とは

勉強の「中身」は特に重要でしょう。勉強会によっては、一般的な話でお茶をにごしている感じすらあることあります。やはり、自分や会社にとって必要なものか専門的な内容であるかが大事です。専門的な内容は情報としての価値が高く話を聞くだけでもお金を払う価値があると言うものです。

もう一方では、マーケティングや経営戦略に関するテーマは、ありふれておりどこでも取り上げている事なのですが、ディスカッションを主体とした経営セミナーでは、自分の考えや講師及び他の経営者の考え方がわかる、必要なコミュニティーとして捉える事も重要です。なぜならば、講師の話だけでは偏った思考かもしれないし、参考書や本で十分に足りうる事だと予想できるからです。やはり、実践で培った他の経営者の経営論を聞くことは大いに栄養となるというわけです。

■勉強会で人脈を広げよう

勉強会を別の側面で捉えるならば、勉強会で集まる親睦会には今後の経営の手助けとなる人脈が待ち構えているかもしれません。おおいに人脈を広げて新規事業のアイディアが生まれるかもしれません。経営者のリスクを考えるならば、いろんな人脈や、いろんな場所で、リスクの軽減につながる「つながり」も大事にしたいものです。

この場合、会社や自分に必要な人物だと思えば、積極的に自分の会社の事をアピールしつつも、相手の事業内容や経営理論などが聞ければ親睦の目的は大成功と言えます。

■社員の自主的な勉強会への参加を奨励する

日本の企業では会議と称して、中身の伴わない事も多々あるようですが、中小企業や個人事業などは、今後の経営に関わる問題でしょう。社内での勉強会・研究会は必要ですが、内内の話で収まってしまっては、必要性が感じないものとなります。社員の社外での勉強会の参加を進めていけば、社内の勉強会もより強力なものとなってきます。できれば経営者が社員の勉強会への参加をサポートする事が望ましいでしょう。