経営者の適性とは~継続力・決断力・進む力~

経営者の保険

経営者の適性について気になる方が多くいる為、さまざまな情報がある。だが、経営者に求められる適性とはとてもシンプルなものだ。今回は、経営者の適性ついて見ていく。

■経営者の適性一、継続力

結論からいえば、何か物事を継続した経験がある方なら経営者向きであり適性がある。人というのは物事を継続していくことがとても困難で他のことに意識が向いてしまうものだからだ。

例えば、小さな子供時代から大人までやり続けた「1つのこと」はあるだろうか。近年では将棋ブームの為将棋をやり続ける方もいるかも知れないが、例えゲームであっても毎日継続して行うことは非常に難しい。

人は同じことを繰り返すと飽きるという感情がでてくるものだからだ。辛抱強く単調な繰り返しであっても次の計画を立てて地道に進んでいける「継続力」が経営者には必須なのだ。

■経営者の適性二、決断力

継続力があれば経営者に向いているのだが、何事も適切な判断することができる「決断力」がなければいけない。

ただ経営を継続していても、チャンスがある時期と断念する時期を見極めて決断をしていかなければ、目的地にたどり着くことはない。

事業を失敗することを恐れ、決断を先延ばしにする方もいるのだが、時代の流れと経営状況を理解し決断していかなければ成功を掴むことはできないのである。

今までを振り返ってみると決断の連続だったのではないだろうか。何をするのにも「やること」と「やらないこと」を決めて進んでいくことをしてきたはずだ。もし、人に任せていたのであれば経営者の適性はないと断言する。

経営者は、自分で目的地までのルートを決めて何が必要であるのか判断し、人に示していく人でなければいけないのである。

良い影響を与えられる人=「経営者の適性がある」といってもいい。良い影響を人に与えられるということは、自身で物事を決断して良いものを選択し掴んだ人だからである。

その為、経営者は物事を継続して行うことが第一条件であり、それぞれの状況(時代の流れや経営状況)にあわせ事業を続けていくのか、あるいは新事業に手を出すのか、やめ時なのかを選択し「早期に決断できる方」が適性があるといえる。

■経営者の適性三、進む力

経営を継続していく為の目的は、事業に関わる者の幸せではないだろうか。シンプルにいえば、経営者のみならず社員を含め関わった者の生活を豊かにしていく為にしているものだ。

経営者になりたいと考えている人や、自分に経営者の適性があるのか疑問になった方もいるかも知れないが、経営をしていく中で培っていける能力でもある。

強烈な忍耐力は継続する力に繋がるものだし、ここは我慢の時期という決断でもある。事業がうまくいかないと悩んでいる方も「経営者の適性」という言葉だけに囚われず、まず第一歩進んでいくことが大切なのだ。