健康を害さないためにお酒は正しく飲もう!

健康

社会人になると、会社の付き合いや友人の間でお酒を飲む機会が増えてくると思います。
そこで世間一般でいわれていることは、お酒は少量であれば健康に良いという説です。そうなると、アルコールは体に害なのか疑問に思われているでしょう。今回は、お酒と健康について説明していきます。

お酒とは?

お酒とは、皆さんもご存知の通り「アルコール」です。ビールやワイン、日本酒などさまざまな種類がある中で、これらのお酒に共通するのは「エタノール」です。エタノールは、体内に入ると酵素によって水と二酸化炭素に分解され、汗や尿、呼気によって排出されます。

適正飲酒量とは

お酒を飲むと気持ちよく酔うことができるため、好む人は多いです。しかし、摂取しすぎると健康に害を及ぼす危険性があります。お酒もほどほどに飲むことが大切です。ここで適正な飲酒の量を紹介します。

人のアルコールに対する反応や耐性は、遺伝によって体質が決まっていると言われています。さらに年齢や健康状態によっても異なるため、大体の目安として参考にしていただければと思います。

〇 ビール(ロング缶1本)=500ml
〇 日本酒(1合)=180ml
〇 ウィスキー(ダブル1杯)=60ml
〇 焼酎25度(グラス1/2杯)=100ml
〇 ワイン(グラス2杯弱)=200ml
〇 チューハイ7%(缶1本)=350ml

正しいお酒の飲み方

では、悪酔いしないための正しいお酒の飲み方は、どのようなものがあるのでしょうか。下記にて見ていきましょう。

【すきっ腹は避ける】
胃が空っぽの状態でお酒を飲むと、直接アルコールが肝臓に行ってしまうため、悪酔いを起こす原因にもなります。また、すきっ腹の状態ですと、胃の壁を守るものが無いため強いお酒を飲むことで胃の粘膜に直接ダメージを与えてしまいます。

【ゆっくりと食事と一緒に】
お酒が大好きな人の中には、食事を摂らずにお酒だけ飲む人もいます。しかし、そういった飲み方では身体を壊してしまいます。お酒の飲みすぎの予防も兼ねて、美味しい食事と共に少しずつ楽しむことを習慣づけましょう。

【休肝日を作る】
毎日お酒を飲むと、肝臓に負担をかけてしまいます。胃や腸などの消化器官の粘膜も荒れてきます。週に2日程度の休肝日を作ることで、肝臓を休ませることができます。

【強いお酒は薄めて飲む】
ウィスキーや焼酎など、アルコールの度数が高いお酒は胃や腸への刺激が強い上に、血中アルコール濃度が早く上昇するため、酔いが回りやすくなります。そのため、肝臓への負担も高まるため、水で薄めてゆっくり飲みましょう。

お酒に合う食べ物

食べ物にもお酒との相性があるようです。

・タンパク質を多く含んだ肉、魚
・ビタミン
・ミネラル
・食物繊維を多く含んだ野菜や穀物
・果物

柑橘系の果物などは、二日酔いの原因となる成分「アセトアルデヒド」の分解を促してくれます。シジミや梅干し、チーズやチョコレートなどは二日酔いに効果があると言われています。

まとめ

お酒は飲み方を間違えてしまうと、悪酔いしたり最悪の場合には急性アルコール中毒で救急車・・・ということもあります。酔うと楽しくなってしまうので羽目を外しがちですが、健康的に飲むには適正な飲酒量を守ったり、お酒を飲むためのルールを守ることが大切です。