どのような企業でも業績は組織のトップマネジメントにかかっているといっても過言ではありません。企業の中では色々な業務や仕事がありますが、組織化することが難しいのがトップマネジメントの仕事です。
トップマネジメントはなぜ重要？
組織の規模に関係なく、事業を良い状態にするために色々な課題を解決していく必要がありますが、そのためには役員や従業員、時には取引先など、色々な人たちの協力があってこそ解決できると考えられます。
特に組織に属する役員や従業員などは、それぞれが色々な役割を持って業務を進行させていくことになります。チームとなって進行させていく中で、全体を客観的にみて判断する機能も必要であり、その機能を担う存在こそがトップマネジメントチームです。
優れた商品やサービスがあっても、従業員に優秀な人材がいたとしても、トップマネジメントが機能を果たしていなければ組織の機能はまとまらず失敗を繰り返してしまいます。成果をあげる力を組織の形成のために、トップマネジメントチームの整備を行いましょう。
そもそもマネジメントとは？
マネジメントとは経営のことですが、組織を運営することを示します。組織運営は成果をあげるための手段で、会社や組織によって何を成果とするかは異なるものの、その成果を目標に複数人で協力していくことがマネジメントです。
ではトップマネジメントとは？
その中でトップマネジメントと言われるものは経営者が行う仕事です。経営者が行う仕事は一人ではできませんので、その仕事を複数人で行う組織がトップマネジメントチームです。
トップマネジメントの役割は組織の継続と繁栄ですので、頂点の存在というよりも組織全体を舵取っていくリーダー的な存在と認識しましょう。決裁者ではなく意思決定を行う役割であり、さらに権力者ではなく責任者であると考えることが重要です。
企業の繁栄にとって必要な存在
役割を担うためには、自分たちが行う事業は何か、何になるか、どのようにあるべきかを常に問いながらその問いに答えることができる能力を持つことが必要です。
しかし実際のところ、トップマネジメントの重要性はあまり認識されていません。ルーチン業務として定型化できないことなどがその理由ですが、定型化ができないものをどのように組織化・体系化するかを検討して行く必要があります。
企業が将来の繁栄し、存続していけるためにも、経営者が行うべき仕事、そしてその仕事を行うトップマネジメントチームの重要性を再度考えて行く必要があるでしょう。
