バーを経営して成功させたいなら、どうすれば長く続けることができるかどうかを考えましょう。
長く続けるためには、バーを訪れる客足が絶えないこと、そして多く集まることが必要になります。そのため、店を設ける場所やコンセプト、ターゲット層、接客の質、単価、リピート率などが影響してきます。
そして最も注意しておきたいのが、運転資金をショートさせないことです。
バーを開業するために必要な費用とは?
バーを開業するためには当然開業資金が必要です。そこで、開業にはどのような費用が必要なのか確認しておきましょう。
□物件取得費
バーとして使用する店舗を借りるために必要な費用で、保証金、前家賃、仲介手数料などを合わせると、賃料月額の8~12か月分位が必要だと考えておく必要があります。
ただし、物件やエリアなどによってはこの限りではありませんので、事前に確認しておくようにしましょう。
□什器備品・消耗品費
バーで接客するために使用するテーブルやイス、グラスなどの食器類、音響や照明設備、インテリア、メニュー、名刺などいろいろなものを一通り揃えることになります。
業務用のテーブルやイスは家庭用のものより強度が高く、その分、値段も上がると考えておきましょう。
□内外装・設備工事費
内外装の設計や工事にかかる費用、看板の設置代、ライフラインの工事、冷暖房器具の取り付けなどが必要です。
何の設備もない状態で一から作り上げるには、最低でも一坪約50万円前後、内装にこだわると100万円以上の工事費が必要になると考えておいた方が良いでしょう。
□運転資金
開業してから経営が軌道に乗り安定するまでの間、運転資金として仕入れと人を雇用する場合の給料の合計3か月分は準備しておいた方が安心です。生活費まで補いたければ6か月分用意しておくと良いでしょう。
なるべく初期費用を抑えたいなら
このようにバーを経営したいと考えても、初期費用が大きくなりがちです。そこで、なるべく初期費用を安く抑えるために、居抜き物件などを探してみることをおすすめします。
居抜き物件の場合、その店舗で使われていた店の内装や備品などを受継ぐ形になります。そのため譲り受けるための資金が必要になることもありますが、一から作るよりはコストを大幅に削減することができるでしょう。
また、冷蔵庫、製氷機、流し台などは中古のものを使うことも検討してみましょう。
資金計画を十分立てた上で実行を!
いずれにしても事前に資金の準備をしっかり行っておくことが重要になります。資金がショートしてしまってはどうにもなりませんので、資金計画を十分に立てた上でバーを開業する様にしてください。