会社経営で切り離せない投資家とは?役割や種類を簡単に紹介

企業経営情報

投資家とは、株式・債券・不動産などの資産へ資金を投じ、利益を得ようとする人です。

個人投資家と機関投資家に分けられますが、それぞれ異なる特徴や役割があります。

将来的な価値の上昇や収益獲得を目指すために市場へ資金を供給しますが、経済発展に貢献する役割を担うともいえます。

そこで、会社経営で切り離せない投資家について、役割や種類を簡単に紹介します。

 

投資家の役割

投資家の役割は、資金の供給により企業の成長を支援することです。

企業の経済面でサポートしつつ、経済全体の発展に貢献します。

出資を通じた資金を事業拡大や新技術開発につなげてもらうことで、企業の健全な成長を促す役割も担います。

以上により、投資家の役割は以下の3つといえます。

・資金の供給

・経営への参加

・企業の監視

 

資金の供給

投資家の役割として、企業への資金の供給が挙げられます。

自己資金だけで事業拡大や研究開発に必要な資金を賄えないとき、投資家に資金を投じてもらうことで、新事業展開や技術革新を進められます。

その結果、経済全体の成長を促進することになるでしょう。

 

経営への参加

投資家の役割は、経営へ参加するです。

株主として、企業の経営に参加する権利を持ち、株主総会では議決権行使や経営陣に対する提言などを通じて、影響を与えられます。

 

企業の監視

投資家の役割として、企業の監視が挙げられます。

会社の財務や経営などの状況を監視し、不正行為や不祥事などを早期発見する役割を担います。

企業の健全経営を維持することで、投資家全体の利益を守れます。

また、有望な企業に投資すれば、企業成長や雇用創出、新製品・新サービスの生み出しにつながり、経済全体の活性化に貢献できるでしょう。

 

投資家の種類

投資家は、以下の2つの種類に分かれます。

・個人投資家

・機関投資家

 

それぞれ説明します。

 

個人投資家

個人の自己判断で投資を行う投資家が個人投資家です。

株式・債券・不動産など、資産へ自己資金で投じる個人といえます。

専業で投資を行い、生計を立てる人もいれば、会社員の副業としてコツコツ投資を行う人もいます。

個人投資家の中でもエンジェル投資家などは、成長段階にあるスタートアップ企業などへの支援を目的に投資を行う個人です。

 

機関投資家

機関投資家とは、拠出された巨額資金を、株式や債券などで運用・管理する社団や法人です。

銀行・生命保険会社・投資信託会社・年金基金などの顧客から預かった資金を運用します。