お酒は花粉症を悪化させる~改善が必要な習慣とは?~

健康

花粉症の人に改善しておいた方がいい習慣があることをご存知でしょうか。きちんとマスクをして花粉症対策をしていても、症状が悪化していくことがあるのだ。今回は、お酒が花粉症を悪化させる原因となっていることを解説する。

■お酒は花粉症の最大の敵

結論からいえば、お酒を飲むことで花粉症の症状は悪化する。なぜなら、お酒が入ると炎症を起こす原因となるヒスタミンなどの分泌がさらに刺激されるからである。

お酒が入ることで、利尿作用で体内の水分を減少させ、のどや鼻の粘膜を乾燥させることも症状が悪化する原因だ。さらに花粉症の薬には、アルコールに溶けやすい成分が含まれていることもある。

もし薬の成分が急激に吸収されてしまうと、薬の効き目や効果の持続性も変化し、最悪の場合には副作用が起こることもある。さらに、アルコールと同様に神経の働きを抑制する成分が含まれていることもある為、突然の眠気で事故を起こすことも考えられる。

「花粉症の薬を飲んだらお酒は飲まない」ということを自己管理者として守らなければいけない。

花粉症対策をしていくのであれば、極力お酒を飲むことを控えていく必要があるのだ。どうしても断り切れない飲みの席はあるのだが、そのような場合でもお酒は少量におさえ脱水症状を起こすお酒の飲み方はしないように自己管理するべきなのだ。

お酒が好きな人には辛いかもしれないが、乾燥の原因となるお酒をやめることが、花粉症対策に有効である。

■お酒の席の食べ物も花粉症の敵 ~さまざまな対策をする~

たしかに日々のストレスを発散するには、お酒の席は有効だ。だが、お酒は血管を拡張させ「鼻づまり」や「充血」などの症状を起こしやすくする。

さらに、お酒の席で食べるものというのは「高タンパク質」「高脂質」のものが多くあり、食べ過ぎで免疫力を低下させ花粉症の症状が悪化することがある。春にはさまざまなお酒を飲む機会がでてくるが飲み過ぎには注意する必要があるのだ。

主に花粉症を悪化させないポイントは下記となる。

・お酒を飲まない(控える)
・食べ過ぎない(控える)
・ストレスをためない
・規則正しい生活を心がける

また、香辛料の多い食事やタバコでも鼻の粘膜を刺激して花粉症の症状を悪化させてしまうことがある。このように、お酒の席では「さまざまな症状を悪化する原因」がある為できるだけ控えることが結果として対策となるのだ。

もし花粉症の症状があるのであれば放置せずに病院にいくことをおすすめする。花粉症を放っておいても花粉の飛散量とともに症状が悪化するだけなので、キチンとした治療を受けるようにすることが必要なのだ。