経営者に限らず、体調不良だと誰しもが日常にいろいろな弊害がでてきます。仕事に集中できなかったり、ミスをしてしまったり、仕事そのものができなかったり・・・・。 そういった意味でも体の健康管理は基本になってきます。そこで、今回は経営者自身や社員の健康管理について触れてみましょう。
社員の健康管理とは
高齢化が進み、近年では働き方が見直されている最中であり、社員の健康管理は経営者、企業にとって大事な課題になっています。社員が病気になりにくく健康で丈夫な身体を維持するには、症状が軽いうちに病気を早期発見する事が必要になってきます。 社員の心身の健康が保たれることで仕事効率も上がり、企業全体の生産性と収益の向上につながり、社内に活気が生まれることでしょう。さらには、離職率の減少や優秀な人材の確保・採用が可能になってくるのです。
経営のリスク
休職者が増えてしまうと、人員不足による過重労働が残った社員にかかってしまい、それによって会社に対する不満が強くなり、全体の士気が下がってしまいます。人員補充のためのコスト増も伴うため、人材の大幅な低下を招く恐れがでてきます。 体調不良により、仕事が原因のケガや病気になってしまった時には労災労働災害認定の申請をして、労働基準監督署が判断を下します。ケガや病気を防ぐためにも、社員や企業のトップである経営者自身の健康管理もとても大事なのです。
経営者自身の健康管理
健康を保つために、会社や自宅でも普段の生活でできることはたくさんあります。朝は脳が良く働くので、仕事へのやる気・集中力も上がり多くの業務をすることができます。朝から元気に過ごすためにも、きちんと睡眠をとることが大切になってきます。 午後10時から午前2時は睡眠の時間といわれており、この時間帯にしっかりとした睡眠をとる事により疲労回復にとても効果があるといわれています。また、日光をあびることはセロトニンの分泌を高める効果があるといわれ、セロトニンが増えることで人間の体内時計も正常に働き始め穏やかな感情になりやすいそうです。更に10分程度日光に当たることで骨も強く丈夫になります。
身近なところでいうと笑うことも健康維持に対して有効です。人間の体にはナチュラルキラー(NK)細胞といわれるものが50億個あり、その細胞の働きが活発だと感染症などにかかりにくくなるといわれています。笑うことで、免疫コントロールをつかさどる間脳に興奮が伝わります。それによって、情報伝達物質「神経ペプチド」が生産され、NK細胞が活性化することで、免疫力があがるといわれています。 笑うことは健康以外でも利点があります。笑顔が見られると話しやすくなり、周りから好感が得られ人間関係も良くなり、会議の話しあいも良い方向に進みやすくなります。 さらに30分程度の軽い運動をして身体を疲れさせ、湯船につかり早めの就寝をすると、早寝早起きのリズムができやすくなります。
早起きすることで、朝の集中しやすい時間を有効活用でき、1日に使える時間も増えるでしょう。 今の時代、パソコン・スマホから離れられず依存症になっている方も多いそうです。それによって、「肩こり・腰の痛み・目の疲れ」などが起きます。パソコン・スマホの見過ぎは明らかに健康に良くありません。ブルーライトカット眼鏡やPCにシートを掛けるなどの対策をたてることも有効でしょう。
まとめ
自分の出来る事から始めて健康な体を手に入れることで、日々の生活の充実に繋がるはずです。長時間労働により、社員が疲れ果て病気にかかってしまうことを軽減させることが、働き方改革といえるのではないでしょうか!年に一度は特定健康診断を受けましょう。