自動車やバイクに乗っている方ならもちろん必ずお世話になるガソリンスタンドです。ガソリンスタンドの数も多く、雨の日も風の日もサービスを提供してくれる接客スタイルのイメージがありますね。ガソリンという危険物を扱い、さらに自動車の点検チェックなども行ってくれます。だからこそ資格が必要なのではないでしょうか? そこで今回はガソリンスタンドで経営するために役立つ資格を紹介していきたいと思います。
♦ガソリンスタンドの営業形態
◎大手チェーン店舗
フランチャイズ形式で全国どこでも目にするブガソリンランドの看板を掲示しているお店です。フルサービス式、セルフサービス式の2つに分類されてます。
◎個人経営店舗
地域密着型で展開する経営方針を取っています。フルサービスの営業形態が中心であり、地域の利用客とのコミュニケーションを取るスタイルで運営されてきます。
♦業務上必要な4種類の資格
ガソリンは可燃性が非常に高く危険な液体です。取り扱いには専門の知識を持った人の立ち合いが不可欠になります。その他、車検や車の整備などの様々なサービスを行うガソリンスタンドも増えて来ています。車の知識や整備技術もガソリンスタンド経営する上で役立つスキルとなってきます。
■危険物取扱者
危険物取扱者は消防法で定められている火災の危険性が高い物質を取り扱う事が可能になる資格です、危険物取扱者免状は試験を経て都道府県知事からが交付されます。
乙種第4類は、ガソリン・軽油・灯油といった引火性液体の取り扱い立ち合いが可能となる資格です。経営者がこの資格を持つことで、従業員に有資格者を求める必要がなくなります。
■自動車整備士
ガソリンスタンド事業では整備工場と相性がいいとして、併設されたスタンドも多く存在します。給油サービスを受けに来店した利用者の車両を検査または点検することで、車両に異常がないかすぐに気付くこともでき、消耗品交換の必要がないかなど合わせってチェックします。修理や交換が必要となった場合にすぐに対応出来るように整備工場が存在しますが、自動車整備のためには資格を持つ人が必要となります。
整備内容に応じて国の指定する認定工場には、この資格の1級または2級の保有者が最低1名以上必要とされています。資格所持者または経験を活かし資格取得することで、経営に生かすことができます。
■自動車検査士
自動車は3年もしくは2年に1回、国土交通省が指定する保安検査【車検】をうけなければなりません。国内で走行する自動車が車検を受ける必要があるため、一般に知られている制度ではありますが、自動車を車検に出すタイミングが合わず困っている利用者も多くいらっしゃいます。このため民間車検場としてガソリンスタンドが認定されているところも増えており、一日車検という即日車検に対応しているガソリンスタンドもあります。
民間車検場として認定されるには一定数以上、自動車検査員の資格もった従業員(=作業者)が確保されている工場であることが必要です。自動車検査員は2級自動車整備士の有資格者で整備主任者として1年以上の実務経験を有している方を資格取得条件としています。
■損害保険募集人
損害保険会社の役員や使用人、損害保険代理店またはその役員をいいます。ガソリンスタンドで給油だけでなく自動車整備や車検などを取り扱っている会社なら保険サービスも行うことで高度な業務を担当することもできます。スタンド以外でも活用が効くのでガソリンスタンド以外の事業をする場合にも有効な資格といえるでしょう。
■まとめ
ガソリンスタンドも競合店の増加や他社との差別化やサービス内容を増やすことで独自の経営を強めています。個人経営店舗では、接客やコミュニケーションが好きな方にとって、楽しく働くことが可能な経営環境といえるでしょう。