事業が上手くいく経営者は100%自分原因説で考えています。この考え方は、経営者脳の1つに当てはまりますが、これから経営者になる方には、是非とも身につけておきたいマインドです。今回は経営者脳の全容ついて見ていきたいと思います。
当事者意識
「経営者脳」とは、経営者に多い考え方であり、経営者に求められる考え方になります。ここでは、経営者脳マインドの「100%自分原因説」について見てまいります。
「世の中で起こる全ての原因は自分の思考から出来ている」と考えるのが、100%自分原因説の考え方です。つまり、人生で起こる出来事が全て自分の責任があると考える事で、主体的になれます。
腹の立つこと、不幸な出来事、残念な事、理不尽な出来事、生きていれば普段から様々なトラブルが起きるものです。しかし、そこで起こる原因は自身にあるのだと受け入れて、考えのベクトルを自分に向けて、ここから良くするためにはどうすればよいのか。と考える事で変化していきます。
他人のせいにしない、社会のせいにしない。他人を責めない、社会を恨まない。何が起きても自分で対処し、自分で責任を負う。と覚悟をすることで人に依存せず、自分の足で歩いていく事ができるのです。
自分から主体的に動く
経営者脳の考え方は常に主体的に動き、戦略的です。目標と現状を明確にし、目標に向かいながら合理的に行動します。目的が明確なので、ものごとの優先順位がはっきりしているのです。今やるべきことを常に理解しています。
経営者は自ら仕事を創り出す必要があります。仕事を与えてくれる上司がいないため、自身で動くしかありません。
こうした毎日の決断の積み重ね、自発的な行動で「経営者目線」を磨いていくのです。ここで言う経営者目線とは、どうすれば経営が上手くいくのか、良くなるのかを主体的に考える事です。
リーダーシップを取る
主体的に動くという言葉の中には、リーダーシップのスキルも求められます。リーダーシップとは、役目としてのリーダーとは異なり、チームを成功に導くために自身が周囲をリードする(役目を主体的に果たす)ことです。
リーダーシップのスキルとは主体性、コミュニケーション能力、立案能力の3つになります。
主体性
目の前にある仕事をただひたすらこなすだけではリーダーは務まりません。主体的に動くために、的確な判断をスピーディーに下す能力も必要になります。そのために、客観的に物事を捉える力も必要です。
コミュニケーション能力
もっとも大切なコミュニケーション能力は、「伝達力」になります。リーダーは個人の能力発揮よりも、部下のパフォーマンスを最大限に開花させる事のほうが大切です。実行してほしい内容が明確に伝わるように、伝えきれる力が求められます。この時、相手が実行内容を出来るか否か判断するためのヒアリング力や観察力も不可欠でしょう。
立案能力
さらにリーダーとして鍛えて欲しい部分は、立案能力です。ビジョンに具体性を持たせるためには、マネジメント能力が重要になります。なぜなら行動や期間が具体的でないと、社員もどう行動すればよいか分からないからです。
ビジョンを実現していくためには、計画が不可欠です。立案する計画は、組織のリソースや能力に合わせた現実的なものでなければいけません。リーダーは社内の状況を把握しておく必要があります。
まとめ
経営者は、経営者脳を必要とする理由がお分かりいただけたでしょうか。経営者マインドの100%自分原因説とあるように、経営者は当事者意識を持つことで磨かれていきます。行動面では主体的に動き、リーダーシップの強化をはかる事で開花されていく事でしょう。