経営者には、利益を出す事、優秀な人材を育てる事、事業を更に大きくする事など様々な目的があります。ですから当然経営者には、これらの目的を実現するために必要となる知識や資格の取得が求められます。
【1、中小企業診断士】
これは、中小企業経営支援における診断や助言をするための国家資格です。この資格を持っていると会社経営を行う上で欠かせない、経済、経営、財務、会計、起業経営、運営、経営法務、経営情報システム、などの総合的な知識を取得する事ができます。
中小企業診断士は、国家資格の中でも難関資格と言われていますが、経営に関わる知識全般が取得でき、企業における経営や財務など専門的な知識があれば経営面でも的確な判断を下す事が出来るというメリットがあります。
【2、簿記】
簿記は、経営者には必ず必要となる知識でこの知識がないと会社のお金の流れや、経営について正確に把握する事ができません。
今は、パソコンに会計ソフトなどを導入すれば簡単に計算はしてくれますが、この場合も経営者自身に簿記の知識がなければただ数字を眺めているだけになり、自社の利益やお金の流れなどを把握する事はできません。
更に、簿記は会社の中でも重要な役割を担っているため信頼できる人にしか任せる事ができませんし、横領などの事件を未然に防ぐためにも経営者自身が簿記の資格を取得して会計に携わっておくと安心です。
簿記には、1~3級までありますが最初は最も簡単な3級から取得していき徐々にレベルアップをして1級を取得できれば公認会計士や、税理士などと同程度の知識を持つ事ができます。
【3、マーケティング・ビジネス実務検定】
これは、国際実務マーケティング協会が主催する資格検定です。マーケティングに関する基礎・応用的な知識だけでなく、管理、判断業務・戦略・意思決定ができる実力を証明する資格です。
経営者には、業種や業界、常識にとらわれない幅広いマーケティング知識が必要になります。特に現代のように時代の流れが速い社会では、今世の中でどの様なものが売れているのか、消費者は何を求めているのかなど、流行に乗り遅れない様に常にアンテナを張っておく必要があります。
【まとめ】
この様に優秀な経営者になるためには、持っておくべき資格や知識が多くあります。起業してから取得するのでは即戦力として使う事ができませんし、経営者として迅速な判断を下す事もできません。
是非、起業前の段階でこれらの資格を取得する様にしましょう。