世の中の経営者は、業種や会社規模、従業員数に関係なく、みな同じようなことで悩んでいます。経営者の悩みは、大きく分けて3つに分類されます。どんなことで悩んでいるのか、またその解決策などについてもみていきましょう。
【経営者の悩みは3つ】
多くの経営者は、主に下記のようなことで悩んでいます。
・資金繰り
経営者にとっては、事業の業績悪化は自身の身に降りかかる大問題ですが、そこで働く従業員にとっては、お給料がもらえればよい、という考えですので経営者と、従業員とでは元々の考え方が全く異なるということを理解しましょう。
例えば、経営者はいつまでに取引先に入金をしなくていけない、このままでは今月末の融資の振り込みや、給料の振り込みが遅れてしまうなど常に資金繰りに頭を悩ませています。
・業績不振
思うように、業績が伸びない、売上げが出ないなど経営者は常に自社の業績や、同業者との価格競争、世間の動きなどを考えて行動しなくてはいけません。また、従業員のミスによって、取引ができなくなったり、賠償責任を問われるケースもあります。
・従業員の育成、人間関係
企業にとって、一番大切なのはそこで働く人です。人がいて、初めて事業が成り立つわけですから、従業員の育成や働きやすい職場環境、モチベーションのアップ、福利厚生などに、力を入れる必要があります。
【経営者の苦悩はどうやって解決する?】
このように、経営者には多くの苦悩があります。しかし、これらの苦悩を従業員や、周りの人間に理解させようと思っても無理なのです。先にも言いましたが、そもそも経営者と従業員は立場が異なるため、仕事への想いや、関わり方、価値観がまったく違うのです。
経営者は、従業員に自身の悩みや苦悩を分かってもらうことはやめ、働きやすい職場作りや、福利厚生の充実、人材の育成に力を注ぐべきです。
優秀な人材を育成できれば、業績は上がり、資金繰りに悩むことは無くなります。また、従業員のやる気をアップさせるために、成績に応じて報酬を別途支払ったり、社員研修を充実させたり、健康管理に留意したり、さまざまな方法があります。
上記のような悩みを抱えている経営者は、まずは優秀な従業員の育成に力を注ぐと、事業も好転していくのではないでしょうか?
【まとめ】
経営者は、孤独であると言われます。その本当の意味は身近に悩みを分かち合い、共感できる人が少ないからでしょう。
経営者の悩みは、経営者同士でなければわかり合えません。経営者同士の交流を深め、悩みや苦悩を打ち明けられる人を作るのも一つの解決策言えるでしょう。