経営を評価するための指標をもとう!!

経営者のリスク

経営評価指標とは何なのか、また経営評価指標に出てくるKPIやKGIという言葉はどういったことを表しているのか、違いは何なのかということに目を向けてみました。目標達成のためにやることやそのコツについて調べていきましょう。

■経営する際のKPIとは?

「KPIの設定は重要」や「KPIを達成するにはどうすればいいのか」などKPIは営業の場でよく耳にしますが、KPIとは「Key Performance Indicator」の略です。日本語では「重要業績評価指標」と言われています。

経営目標を成功させるには、その目標達成に必要になる工程を具体的にして考える必要があります。例えばECサイトで、1ヵ月10万人ものユーザーが来る商品ページで3000回商品が買われている場合、WEBサイトで見ている人の3%が商品を買っていることになります。この商品を50%の売り上げにしたい場合、それを成功させるための1つの方法として単純に来る人の数を50%まで引き上げること目標として増やしていく。つまり1ヵ月15万人のユーザーが商品ページに来るように進めます。

このように、来月はこのぐらいの人に来てもらいたい、そして売り上げ50%に伸ばす目標を達成する。という目標を細かく日程や数値などを決めていくことを「KPIを設定する」と言います。事細かに決められた目標の設定をすることで、チームの方向性や営業成功率が増やしていけると言われています。

■もう1つのKGIとは?

KPIという言葉と一緒に聞くことが多いと思いますが、KGIとは「Key Goal Indicator」の略で日本語では「重要目標達成指標」と言います。KPIとは、経営レベルにおける具体的な目標設定ですが、KGIはもっと企業全体に対しての戦略を練っていく目標設定です。例えば、毎年TOP3には入れないと分かっていても「来年度には2位を目指したい」など全体が目指す方向を決めることを「KGIを設定する」と言います。

要するに「KGI」は、会社全体の方向性を決めることです。どこに向かって経営するかをまずはおおまかに目的地として決めていき、そこからKPIである目的地にどうやって進んでいくかを考えていくことを言います。

■まとめ

KPIとKGIの違いは簡単に言うと、100%を100%としていくことがKGIで、100%を1%ずつ確実にしていくことがKPIということです。どちらにしても、重要なことは「何を100%として経営していくか」です。そういった目標設定をするから経営が成り立つのです。