独身の会社経営者が兄弟へ事業を相続させた時の問題点

経営者のリスク

経営者やオーナーにとって、会社の後継者問題はもっとも重要な課題に一つとなってきます。40代後半や50代になると、会社の未来や従業員の将来などを気にして早く後継者を見つけなくていけないと焦りを感じることだと思います。もしも経営者が未婚で息子もいなかった場合はどうでしょうか? 今回は親族後継者がいない場合は「兄弟に会社を相続させる」をテーマにどんな問題がおこるか紹介してみます。

◎もしもの場合は「お兄さん、弟さん、どうにかしてください」

もしも不慮の事故や病気など発病してしまったりなど色々なパターンがありますが、経営者が未婚で息子もいなかった場合、決まって経営者の兄弟に従業員や取引先から会社を何とか引き継いで欲しいと言われることは多々あります。

「兄が会社経営者なのはわかりますが、私は地方でサラリーマンをしてるもので、会社経営のことはわかりません」では済まされません、って言えないほどの急な事態に直面するケースは意外と多くあります。

※兄弟の会社を相続するにせよ、しないせよ、まずは話し合いが大切になってきます。十分に話し合った後に結論を出しましょう。

◎相続した場合やっておきたいこと

不慮の事故などで、もし経営を相続しても会社の業務は常に動き続けていますし、取引先との仕事の都合や付き合いなどもあります。兄弟として会社を相続したときにやっておきたいことをあげておきましょう。

・まずは会社全体の業務の把握
・従業員への給与やボーナスの計算
・会社の資金繰りや状況
・取引先との関係、仕事の内容
・会社を導く方向性と未来性

上記の5項目をあげましたが、急に相続しても、全てを覚えるのは時間をかかると思います。さらには経営まで入ってきますので並大抵の努力や一人ではできないこともあります。従業員や取引先との協力が必要不可欠になってきます。

◎よくあるデメリットケースは?

経営者が変わると取引先や従業員の態度が変わるケースが挙げられます。取引先からは「〇〇さん以外とは取引したくない」などの前の経営者との比較される部分がどうしてもでてきます。

業務としては日々動き続けていますし、新しい仕事やこれまでの付き合いのある取引先とはこれからも円滑に付き合ってなくてはいけません。相続した場合は従業員や取引先との人間関係から上手に構築しておいほうがいいでしょう。

◎早めに取り組むことがポイント

全てを把握するのにはやはり時間はかかりますし、積極的に経営者として動かないと会社が破綻してしまう可能性もあります。兄弟が継承すると予期せぬアクシデントはつきものです。経営者として常に先を見据えた物の考え方や、方向性を従業員に示す必要があります。