経営に関する資格勉強は仕組みが大切である

経営者のリスク

経営に関する資格を取得したいとなると、簿記の資格や中小企業診断士などが思い浮かび、インターネットで検索しても同じような資格取得をすすめられるはずです。もしも経営者や起業家なら、やはりお金に対しての知識は必要不可欠になってきます。資格勉強をし合格までは困難な道のりです。今回は資格勉強の仕方やイメージを思い切り逆転した内容を紹介します。

■資格の勉強は割り切りが大事

資格の勉強は、面倒やつまらないと思っていませんか? そう思っていいんです! 興味や楽しみで勉強するに越したことはないですが、目的は合格点を取ること。

資格勉強に必要なモチベーション、やる気などは必要最低限は必要なんてことはありません。この二つがなくても勉強し続ける「仕組み」が重要になってきます。

資格の勉強は面白くないと割り切ることは後の合格に影響してきます。もしも本人が興味がある分野が試験範囲にあったとしても、全体の試験に出る確率は10%あるかないか、勉強しているうちに興味が湧くという可能性はありますが、それも勉強してみないとわからないことですので過度の期待は禁物になります。

■資格コレクターその能力とは?

資格コレクター、この言葉を皆さんは聞いたことありますか? 仕事とは正反対の資格を取得したり、数多くの難関な資格を数多く持っている人たちです。資格コレクターの特徴を見て見ましょう。

・興味のない分野にも、自分なりの面白みを見つける能力がある
・試験をパズルやゲーム感覚で攻略する楽しみを持っている

ゲーム感覚で徐々にレベルアップしていきながら、その最中に攻略法と面白みを見つける能力が長けています。客観的にみると物好きのようにみますが立派な能力の一つと言えるでしょう。もしもご自身が資格コレクターと真逆なタイプなら、また違った方法で資格を攻略する仕組みを考えて見ましょう。

■仕組みを強制してみるのも手

資格試験の一か月前となると、こぞって過去5~10年分の過去問を復習しなさいといわれます。非常に効率的で理にかなっている勉強法ですが、なかなか継続できないものです。資格試験は長期戦なのでコツコツと自分の意思に頼った勉強法だと途中での挫折率は高くなります。

対策として強制的なルールや約束(罰則)を作り環境を変えるのも手の一つです。これを経営者や起業家に例えて見ましょう。

・クライアントからの納期に間に合わず怒られそうだ
・この契約が上手くいかなければ従業員に払う給与が危うい
・このままの経営では会社が赤字になる

このような追い込まれた状況であれば人は、面白みがない資格試験も実行できるものです。あえて自分を追い込むような状況を作りだし、その際にポテンシャルを発揮する経営者や起業家は沢山います。この方法は勉強し続ける「仕組み」の一つとなります。

またあえて部下や職員、家族や知人の前で宣言する「仕組み」もあります。

「無理だと思う」「やめておいた方がいい」「あなたには無理」と言われる中でも、もしも不合格ならお酒の席は自分が全て持つなど、罰則ルールと無理と言われてる中で、逆に火がついてしまうパターンもあります。この罰則ルールは完全に自分の意思で勉強するより挫折はしにくいのです。

■まとめ

資格勉強を面白いと思いながらやっている人はなかなかいません。自分の好きな分野が試験範囲にでる確率はかなり低いですし、資格コレクターのようなゲーム感覚や面白みを見つけることが出来ないタイプなら、勉強を継続する「仕組み」を作ることで独学より挫折はしにくくなり、合格への近道となります。

このように仕組みを理解し自分なりに構築してくことは、後の経営をいい方向へ導いてくれるでしょう。