初心者でも簡単にできる!経営計画書の方針を決める6つのコツ

経営者のリスク

多くの企業が経営計画書を作成していますが、どの程度まで綿密な経営計画書を作成しているかが企業の将来にとって大変重要になります。経営計画書は、きちんと作れば組織の絆はより強くなり、業績も計画通りに推移し会社は発展していくのです。

【経営計画書を作成するメリット】
経営計画書を作るメリットは2つあります。

・経営の軸を手に入れる
経営計画書を作成すると、経営の軸を手に入れることができます。綿密な経営計画書がない場合、企業は方針が決まらずに経営が様々な方向にぶれてしまいます。経営計画書があれば、外部からの揺さぶりがあっても会社はそれを受け入れるか、受け入れないかの判断ができるようになります。また、ぶれない軸を持つ事で、経営を安定成長させることができます。

・目標と実際の数値のギャップ
経営計画書の数値と実際の数値のギャップを知る事は企業経営にとって大変重要で、そのために計画書を作成しているのです。両者を比較して、そのギャップがわかればなぜ計画を達成できなかったのか、どの施策が良くなかったのかを考えることができ、今後の経営に活かすことができます。

【経営計画書の方針を決めるポイント】
経営計画書は社長と、社員で作るものですが、社長が作る部分と、社長、社員が一緒に作る部分に分けられます。
特に中小企業の場合、商品やサービスについての戦略を立てられるのは社長しかいません。経営計画書の方針は社長の姿勢を示すもので、社長の考えや、今後こうしたいなどという希望を明確に示すものなのです。計画書作成の方針を決めるポイントを見てみましょう。

1、 経営目標の数字を決める
数字を見える化します。

2、 どのような商品、事業で利益を出すかを考える
自社はどのような商品に重点を置くか決めます。

3、 消費者に関する方針を決める
誰に売るのかターゲットを決めます。

4、 商品に関する方針を決める
商品構成や品ぞろえを決めます。

5、 販売に関する方針を決める
販売要員の雇用や教育などについて決めます。

6、 要因に関する方針を決める
商品を売る相手である消費者とどう向き合うか決めます。

【まとめ】
経営計画書を作成する事で、自社の過去を知り、現在を分析して将来を思い描くことができるようになります。またその過程において、過去の失敗や現在の苦しみなどを考えるきっかけにもなります。
このように綿密な経営計画書を作成することで、将来の企業経営は大きく変わるのです。まだ作っていない企業はぜひ上記のポイントを参考にしながら作成してみましょう。