職場環境が悪いとどれほど人を採用しても定着しません。
特に問題となりやすいのが「派閥争い」による人間関係の不和です。
会社には様々な世代や立場の人たちが働いているため、職場内に「派閥」は生まれやすいともいえるでしょう。
しかし派閥のせいで仕事がスムーズに進まなくなることは問題であり、人間関係の不和で人材が定着しなくなるリスクも高くなります。
そこで、職場で派閥争いはなぜ起きてしまうのか、解決策として考えられることについて説明していきます。
職場で派閥争いが起きる理由
職場で派閥争いが起きてしまう理由として、主に次の3つが挙げられます。
・価値観の違い
・部署ごとの権力争い
・過剰な承認欲求
それぞれ説明していきます。
価値観の違い
会社で働いている人の年齢や性別はいろいろです。
育った環境なども様々で、考え方や価値観が異なる人たちが一緒に働いていても不思議ではありません。
似た考え方や価値観の人が集まるようになれば、そこから派閥を発生させる可能性もあるといえるでしょう。
特に女性はグループで行動することが多いため、派閥を作りやすいと考えられています。
男性の場合、権力争いから派閥が発生することが多いようです。
部署ごとの権力争い
部署ごとの権力が異なるときには、組織同士で対立することもあるといえます。
異なる部署同士が協力し合って1つのプロジェクトを進めているとき、どちらの管理職が有力かによって計画の進め方が一方に有利なほうに偏ることもあります。
それにより不満が出れば、できるだけ社内における権力を優位に保とうとする権力争いが起きてしまいます。
過剰な承認欲求
会社や社長に認めてもらいたいという気持ちが強すぎれば、成果に繋げなければならないと行き過ぎた競争意識を発生させます。
派閥争いの解決策
職場の派閥争いをなくすために、解決策として考えられるのは次の2つです。
・互いに反対意見を言い合う
・共通の敵をつくる
それぞれ説明していきます。
互いに反対意見を言い合う
派閥同志で反対意見を言うことは難しいと考える方も多いでしょうが、誰かが反論すればそれに続く人も出るはずです。
互いに言い合うことで解決できることもあるはずなので、社内で一緒に働く仲間だからこそわかりあえる努力をしましょう。
共通の敵をつくる
そもそも社内で派閥争いをするのではなく、たとえば競合他社を倒すなど共通の敵を見つけることをおススメします。
会社が成長するためには競合他社に勝ち続けることが必要であり、協力しあわなければ成立しないことです。
共通の意識を持つことで、自然と派閥もなくなる可能性があります。