筆頭株主とは?株主・親会社との違いや大株主の種類など簡単に紹介

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筆頭株主とは、発行済み株式の議決権をもっとも多く保有する株主です。

代表取締役が株主であるケースもありますが、株主と株主以外の代表取締役では、法律上は株主の方が立場は上になります。

株主とは出資者であり、株式会社の所有者でもあるため、誰よりも多く議決権のある筆頭株主は物言う株主として恐れられる立場でもあるといえます。

そこで、筆頭株主について、株主や親会社との違いや、大株主の種類など簡単に紹介します。

 

筆頭株主とは

「筆頭株主」とは、会社の発行済み株式の中で、議決権のある株式を最も多く保有する株主です。

株式の保有比率により、以下の株主に分類されます。

・主要株主…議決権のある株式の10%以上を保有する株主

・支配株主…議決権のある株式の過半数を保有する株主

・親会社…半数以上の株式を保有する法人株主

日本では、親会社・創業者とその一族・機関投資家などを筆頭株主とするケースが多いといえます。

 

筆頭株主と株主の違い

筆頭株主と株主の違いは、株式の保有比率です。

株式の大多数を保有する法人や個人が大株主であり、実際にどのくらいの割合を保有していることが必要といった定義は特にありません。

大株主のうち、最も所有株数が多ければ先に紹介した筆頭株主と呼ばれることになり、100分の10以上の株式を保有していれば主要株主となります。

 

大株主の種類

大株主の種類は、主に以下の3つです。

・支配株主

・筆頭株主

・主要株主

 

それぞれ説明します。

 

支配株主

「支配株主」とは、株式の過半数を保有する株主です。

法人株主が支配株主の場合は親会社となります。

 

筆頭株主

「筆頭株主」とは、議決権のある株式を最も多く保有する株主です。

創業者やその一族であることが多く、意思決定に影響する株主であるため、上場企業の筆頭株主の異動については開示義務があります。

 

主要株主

「主要株主」とは、議決権のある株式10%以上を保有する株主です。

経営方針を左右する議決権を行使し、株主総会で意思決定に関与することができるため大株主とも呼ばれます。

 

親会社と筆頭株主の違い

親会社と筆頭株主の違いは、保有する株式の割合や会社経営における影響力です。

まず親会社は、発行済み株式の議決権の過半数を保有する法人株主であり、2社以上の会社が支配従属関係のときには子会社を支配する会社を示します。

筆頭株主は、発行済み株式に対し、議決権のある株式を最も多く保有する株主であり、経営

方針の決定に大きな影響力を持つことが多いです。