中小企業は発信価値のある話題を多く持っています。経営の中で、話題があることはとても大切なことです。
話題があるということは、業界標準や従来とは異なった、個性がある差別化できる経営ができているということです。
新商品の開発や地域に関連したイベント、社会的視点を持った活動など、様々なことを話題として挙げることができます。
経営において話題が重要といわれる理由は何なのか、経営者なら知っておくべきポイントをご紹介します。
話題の提供は「売り込み」ではない
個性のある経営は話題の種となり、発信価値のある情報となります。そこから情報発信が拡散を生み、知名度や正しい認知が広がっていくので顧客獲得へと繋がるでしょう。
話題を生むことは大切ですが、経営者の方で初対面の方につい「売り込み」をしてしまうことがあるようですが、この行為はタブーです。
自己紹介が知らず知らずの間に売り込みになっていることがあるようですが、初対面なのに顧問先になってもらったり、仕事の依頼をもらったりということは考えないことです。
初対面の経営者と会った時に大切なこと
初対面の時には、徹底的に相手の話を聞くことにつとめましょう。
例えば、相手が経営者なら、相手の会社の経営理念はなぜできたのか、創業の時の想いや過去の苦労話など、真摯に耳をかたむけることで好意を抱いてもらえる可能性が高まります。
経営理念を明確に掲げ、従業員までその理念が浸透できている会社は高業績を上げていることが多いのです。
企業理念は明確?
経営戦略やビジョンが明確である、経営者の顔が見える企業は明らかに増えてきました。
今の時代、経営者が自社の置かれている事業環境を把握し、経営資源を見極めた上で明確な戦略を定めていくことが求められるでしょう。
そのためにも、経営者の示すビジョンが重要で、さらにそれを伝える力が必要です。
初対面の経営者で、経営理念などを話題にした時、明確にその理念を伝えることができる企業なら、将来性のある企業である可能性が高いといえるでしょう。
中小企業の経営の形が広がる中で
特徴的なのは地方から東京など国内大都市へ進出を目指すのではなく、海外展開から始めてしまう企業もあることです。
長い歴史を持つ地方の中小企業が、新しい経営者を迎え入れたことを契機に国際化しているのです。
このように中小企業の経営の形が広がる中で、もし2時間、初対面の経営者と話ができれば、そこから仕事につながる確率は半分以上まで高くなります。
相手の経営者が興味を持つような話題を事前に準備できるようにしておきましょう。