体育会系の会社とは?特徴や多く見られる業種・デメリットについて紹介

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日本には数多くの企業が存在しますが、その中で「体育会系」と呼ばれる会社は、大学の部活動や体力がなければ働きにくいイメージが強いといえます。

大学の体育会出身ではなければ、実際に体育会系と呼ばれる企業へ入社しても、社内の雰囲気や体制についていけないと不安に感じることもあるでしょう。

そこで、体育会系の会社とはどのような特徴があるのか、体育会系企業が多い業種や働くことのデメリットについて紹介していきます。

 

体育会系とは

「体育会系」とは、大学など教育機関での部活動・クラブ活動の分類であり、一般的にスポーツ部の部活動を意味します。

精神論・根性論・厳しい上下関係など、スパルタ方式の指導や教育を持たれやすい印象ですが、これらと対する意味を示す言葉として「文化系」という言葉も存在します。

 

体育会系の会社が多い業種

体育会系と呼ばれる会社は、主に次のような特徴が見られます。

・スポーツ部などの経験者が多い

・上下関係が明確である

・根性や気合いを重視する傾向が見られる

・協力プレイなどチームワークを大切にしている

・チャレンジ文化が根強い

・精神的にタフな人が多い

そして体育会系気質が多く見られるのは、主に以下の業界です。

・不動産

・広告代理店

・商社

・製薬会社(MR)

・金融(銀行・保険)

・メディア

・インターネット・Web

上記に該当するすべての企業が該当するわけではないものの、営業重視の会社などは数字を追い結果を求める傾向が強いため、体育会系企業というイメージが強いといえます。

 

体育会系の会社のデメリット

体育会系の企業は、以下の特徴があります。

・根性論・精神論を重視する

・就業時間が長くなりがちである

・数字を追い求めるため結果が出なければ追い込まれやすい

以上のことから、体育会系の企業で働くと、体力的にも精神的にも厳しい状況に置かれる可能性もあると理解しておく必要があるでしょう。

また、体育会系企業と呼ばれる会社も、根性論や精神論で従業員を追い込むことはやめましょう。

結果が出ていないときや、体調を崩したときにやる気や気合いが足りないと叱責するのではなく、どうすれば状況が改善されるか現状把握と対策を立てることが必要です。

基本的に体育会系の企業は、体力に自信があり多少のことでくじけることのないタフな精神の方が向いているといえます。

しかし会社に入社する誰もがへこたれることのない精神を持っているわけではないため、体育会系の考えを従業員に押し付けてしまうと、パワハラで訴えられたり労災認定されたりという可能性もあるため注意してください。