法人会とは、企業経営者が自主的に集まって、健全に納税を行う団体として、納税制度育成・税知識普及・地域社会貢献などを目的に活動する組織です。
全国的な組織であり、それぞれの地域の税務署管轄ごとに活動をしています。
会員企業の経営者に向けた税務研修会や経営セミナーの開催や、税務や経営に関する知識や情報の提供なども活動の1つです。
地域社会への貢献活動の一環であるボランティア活動や地域イベント参加、租税教育活動なども行っています。
そこで、会社役員が知っておきたい法人会について、役割や目的、活動内容を紹介します。
法人会の役割とは
法人会の役割は、企業が自主的に集まり、結成した団体です。
その中で、税制の公平化や健全化を目指すことで、会員企業の経営を支援します。
たとえば、税務研修・情報提供・社会貢献活動などの活動を通じて、会員企業が健全に発展し、地域社会へ貢献できることを目指しています。
企業経営の手伝いをする団体であり、経営者が税の知識や経営の力を身につけるための場といえます。
様々な業種の経営者と交流できる場も提供しているため、地域での縦や横のつながりを拡大できます。
また、国税局から認可を受けた公益法人であるため、一般の方や地域への税啓発活動やボランティア活動なども行います。
法人会の目的と活動内容
法人会の目的は、会員企業の健全な発展を図ることで、納税意識を向上し、地域社会へ貢献することです。
そのため、以下に向けた多岐に渡る活動を行っています。
・税務知識の普及
・適正な申告納税制度の推進
・地域社会への貢献
・会員企業の経営支援
・会員間の交流促進
・会員の福利厚生
具体的な法人会の活動は以下の通りです。
・税制に関する提言…会員企業の意見や要望を反映させつつ、税制改革への提言を国・地方自治体に行う
・租税教育活動…子供たちが税の大切さを理解できるように、教室やコンクールなどのイベントを開催する
・研修会・セミナーの開催…会社経営に役立つ知識・情報などを提供する研修会・セミナーを開催する
・社会貢献活動…献血活動・寄付・地域イベント参加など、地域社会へ根ざした活動を行う
・会員企業の経営支援…税の知識や経営力を経営者につけてもらうための支援を行う
・会員間の交流…会員同士が交流を持てる異業種交流会やイベントなどを開催し、経営感覚を磨いて視野を広げてもらう機会を提供する
