役員のネットリスクとは?種類と管理の方法を簡単に紹介

企業経営情報

会社経営における役員のネットリスクとは、インターネット上における活動や情報公開により、会社や個人にもたらされる危機のことです。

たとえば、個人情報流出・誹謗中傷・炎上・不正アクセス・なりすまし行為などが挙げられます。

会社の評判を傷つけ、信用力を低下させ、経済的損失や法的責任を負わなければならない状況に陥らないためにも、役員のネットリスクには注意が必要です。

そこで、役員のネットリスクについて、種類と管理の方法を簡単に紹介します。

 

役員のネットリスクの種類

役員のネットリスクは、会社存続に関わる重要な問題を発生させることにつながります。

まずはどのようなリスクがあるのか認識し、適切な対策を講じて、万一発生したときの被害を最小限に抑えることが必要です。

会社経営における役員のネットリスクの種類として、以下が挙げられます。

・個人情報が流出する…役員の氏名・顔写真・役職・住所・連絡先番号などの個人情報が公開されたり不正利用されたりするリスクがある

・誹謗中傷のリスク…インターネット上での書き込みや情報拡散で、役員や会社に対する誹謗中傷が起こるリスクがある

・炎上するリスク…役員の発言や行動がネット上で意図しない形で拡散され炎上するリスク。

・なりすましされるリスク…第三者が役員になりすますリスク。

・不正アクセスを受けるリスク…パソコンなどのツールが不正アクセスやハッキング被害に遭うリスク

・訴訟を起こされるリスク…役員の不適切な言動や情報公開を原因として、会社が訴訟を起こされるリスク

 

役員のネットリスクの管理方法

役員のネットリスクは、会社経営において無視することのできない問題といえます。

そのため、前もってリスクを認識し、適切な対策を講じなければなりません。

持続的な成長を支えるために、考えられるネットリスクの管理方法は以下のとおりです。

・個人情報保護に関する管理…公開範囲を制限する・情報セキュリティ対策を徹底する

・誹謗中傷への対策…誹謗中傷への監視体制を構築する・法的措置を検討する

・炎上への対策…ソーシャルメディア利用に関するガイドラインを作成する・炎上時の対応マニュアルを作成する

・不正アクセスの対策…セキュリティソフトを導入する・パスワード管理を徹底する・不正アクセスを監視する

・情報漏洩対策…機密情報の管理を徹底する・情報漏洩対策ツールを導入する

・保険加入…ネットリスクに対応する保険へ加入する