知っておきたい!サイバー攻撃の仕組み

企業を取巻く危険

最近よく、メディアを賑わすサイバー攻撃(サイバーテロ)のニュース。みなさんも目にする機会が多いのではないでしょうか?

「不気味だけどよくわからない」
「狙われるのは大手企業や政府機関だけでしょう?自分には関係ない。」

等と思っていませんか? 実はそうとも言えないのです。身近に潜むサイバー攻撃の脅威。今回はそんなサイバー攻撃について学んでいきましょう。

■サイバー攻撃の目的

サイバー攻撃を行う者の目的は実に様々で、個人が自らのスキルを誇示して世間を騒がせること自体が目的のいわゆる”愉快犯”から、犯罪組織が金銭目的で情報を盗取してお金を引き出したり、過激なハクティビスト集団(主に政治思想に基づく活動を積極的に行う集団)が、対象の企業(または政府などの公的機関)のイメージダウンを狙って公式WEBサイト改ざんしたり、中には以前勤めていた企業(組織)への私怨から、退職後に個人が攻撃を行っていた、という例まであります。

■サイバー攻撃の種類

ここでは、サイバー攻撃の種類のいくつかを紹介します。

◎フィッシング
主に企業を装って個人を対象にメールを送信し、言葉巧みに本文中のURLをクリックさせ、
リンク先のサイトでIDやパスワードを入力させるものです。これにより、金融機関の口座から勝手に預貯金を引き出されるなどの被害が発生しています。

◎DoS攻撃(又はDDoS攻撃)
多数のデジタル機器(パソコンに限らず家庭や企業に普及しているIoT機器)を利用して、
短時間に集中して特定のWEBサイトにアクセスするものです。集中したアクセスを処理しきれず、サーバーがダウンする被害が起きています。

◎WEBサイトの改ざん
主に大企業や政府機関などの公式サイトに侵入し、自分たちの主義主張に基づく声明文を残すことで、大きな宣伝効果を得ることが可能となります。被害にあった企業や機関は、威信が失墜します。

■まとめ

いかがでしたでしょうか?サイバー攻撃の脅威の一端を知ってもらうことが出来ましたでしょうか? サイバー攻撃は毎日の様に世界中で発生し、その手段も日々巧妙化しています。被害を受けた個人・企業や公的機関は、イメージを大きく傷つけられます。

信用失墜という最悪の事態を避ける為にも、サイバー攻撃への対策を講じることは、もはや義務と言えるかも知れません。安心した企業経営を行うためにも、セキュリティ対策を見直し、万全な状態でお過ごしください。