MBAとは、（マスタ－・オブ・アドミニストレーション）で日本語では経営学修士号、経営管理修士号と呼ばれ、経営学の大学院修士課程を修了すると授与される資格ではなく「学位」です。MBAの本質は、自分の頭で徹底的に「考え抜き意思決定をする力」であると言われています。MBAについて調べて見ましょう。
■MBAは学ぶこと！
●MBAの基礎科目1
◎戦略
企業が社会の中で長期的に進む方向を考える。変化する社会の将来を予測し、企業の商品サービス提供方針を決定する方法論を学びます。競争相手会社と異なる商品開発を考える上での経営を行っていく必須の総合力を養成します。
◎マクロ経済学
経済危機に至った場合に経済環境を、経営者としてどのように対処すべきか、戦略決定に必要な経済変化予測を行う基礎力を付けます。
◎ミクロ経済学
商品の価格付けや自社の戦略だけでなく、競争相手の会社の行動・戦略を分析して、最適価格戦略を探るためのものです。
●MBAの基礎科目2
◎マーケティング
変化していく商品の企画・販売を考える科目です。経済状況が、今後どのように変化していくのか。競合相手の周知、認識、新製品の販売網、広告戦略などの決定に有効な方法論を勉強します。
◎組織・人事論
会社の戦略に合わせた組織の変化と人材活用。組織構成への人材の配置を掘り下げます。
◎ファイナンス
企業の株価対策や配当策、お金の流れを理解することを考える学問です。企業の株価に対する配当をどうするか？ ビジネス活動の必須テーマです。
◎財務・管理会計
財務会計は、企業の経営状況を外部に損益分岐表、貸借対照表で示します。企業の財務会計分析、財務会計を行うことで、会社に売却した相手先がお金を払ってもらえるかをチェックするために分析は必要になります。
管理会計は、企業内部の会計データを利用して組織の意思決定していく会計手法を指し、戦略を立てる際に必要な数字作成や利用方法を学びます。
◎オペレーションズ・リサーチ
製造業においては、効率的と効果的に製品をつくることが必要とされています。方法論がオペレーションズ・リサーチです。従業員の持場の配置を学び、サービス業などでは、お客さまの待ち時間の短縮や満足度などを研究することも行います。
◎統計学
数字の法則、統計学の勉強が勉強をします。法則性をビジネスの経営戦略などに役立てます。
■MBAが企業に与える影響！
MBA資格を取得し経営学を学んだ方々が、起業やベンチャー経営に基礎学力と経営戦略をもって取り組んだ会社は、経済環境と企業の経営状況に大きな影響を与えていくと考えられています。
■MBAとビジネスの関連性！
国際化が急速する日本企業において、グローバル人材の必要性が指摘されています。市場で需要の低迷や先進国をはじめとする海外市場の活発化により、海外の人と対等に渡り合って市場開拓と自社の成長につなげることが出来る、グローバル人材の確保が急務となっているのです。
世界で活躍できる人材を育成するうえで、海外へ会社からの企業派遣が多くなっています。
海外MBAでは経営戦略を学んで、戦略系コンサルティングファームや投資銀行へと考えている人も増えているそうです。
