経営者にお勧めする法人賠償責任保険とはどんもの？

企業は常に様々なリスクを抱えていますが、これらのリスクに対して無防備で何も対策を取っていない企業も少なくありません。

しかしこれは企業にとって大変危険な事で最悪の場合は倒産という事にもなり兼ねません。

このようなリスクに備える為に経営者はぜひ「企業総合賠償責任保険」について知っておきましょう。

 

 

企業総合賠償責任保険とは企業活動における第3者への様々なリスクに対して包括的に補償するもので主な補償内容は下記のようなものがあります。

 

1、被保険者が所有、使用または管理する各種施設の構造上の欠陥や管理上の不備によって生じた事故
2、施設の内外で行う生産、販売、サービス業務の遂行中の事故

 

建築工事、設備工事、土木工事など各種請負業務の遂行中の事故

 

1、製造、販売した生産物の欠陥により生じた事故
2、業務の結果によって生じた事故

 

1、不当な身体の拘束や製品、仕事の宣伝等による名誉棄損やプライバシーの侵害など
2、口頭、文書、図画その他これらに付随する表示行為による名誉棄損、またはプライバシーの侵害
大きく分類すると上記のような内容のリスクについて保険が適用されます。

 

 

 企業の損害賠償は勿論ですが、最近では個人情報漏洩のリスクが大変大きな問題になっています。

このような事態が起きた場合、被害者全員に謝罪文の送付や社員がこれらに対応する時間など、企業が所有する個人情報が漏えいした為発生したリスクをカバーしてくれる損害賠償保険もあります。
保険期間は1年間で、IT系や金融機関など個人情報漏洩のリスクが高いほど保険料も高額になっています。

 

 

 近年企業におけるリスクは複雑化しています。また万が一第3者に対して損害を与えた場合企業が損害賠償請求を受ける賠償責任リスクは増大しています。
経営者はこのような事を重く受け止め、業務に関するリスクに対して事故防止対策の検討と万が一のリスクに対応する保険に加入する事が大切です。
また事故発生を未然に防ぐ為に法令遵守や、安全管理などの社内管理体制の構築も重要になるでしょう。

 

 

このように現代には多くのリスクが存在します。

このようリスクを考えると事業を行う上で損害に対する保険への加入は欠かす事ができないものでしょう。
企業にとってどのような保険に加入しているかで万が一のリスクに対する補償も変わってきます。

損害賠償責任保険は時に企業の運命を左右するほどの大きなものになりますので、保険会社や補償内容は時間をかけて慎重に選ぶ事が大切です。