雇われ社長のリスク回避~見える化で事業の風通しをよくしよう!!~

経営者のリスク

もし、あなたが雇われ社長になったら様々なリスクがでてくるのですが、そのリスクを回避するために出来ることとは何でしょうか。また「見える化」により会社の体質を改善することができるのであれば検討すべきです。よって、今回は雇われ社長のリスク回避と「見える化」によってどのように変化することができるのか、一緒に見てきましょう。

■雇われ社長のリスク回避

今までサラリーマンとして仕事をしてきた人にとって、雇われ社長のリスクというのはとても大きいです。特に、会社の連帯保証人になってしまった場合、会社の業績が悪化などしたら借りたお金を返済する責務がでるため責任は重いです。

しかし、経営保証ガイドラインによると、仮に雇われ社長が金融機関から借り入れをしていても、下記の場合には連帯保証人から外れることができますので確認しておきましょう。

・同じ金融機関(会社と同じ金融機関)で多額の借金をしていない
・個人名義で、重要な財産や資産を所有していない
・株主として支配的な位置にいない(株数を多く保有していない)
・代表取締役・取締役を解任(辞任)した場合

上で記載した項目に該当する場合であれば、金融機関は連帯保証人を外さなくてはいけないことになっています。とくに、リスクを事前に回避しておきたいのであれば、保証人の変更手続きをする場合、「金融消費者貸借契約書」に捺印や署名を安易にしないようにしましょう。また、もし雇われ社長を引き受けるのであれば、さまざまなリスクを確認した上で引き受けることが大切です。

■見える化をすることで体質強化

まず、お得意先などに行ってはじめに確認することは、意思が通じ合っているかどうか(意思決定)ではないでしょうか。また、現状の問題(過去含み)や、今後の目標(課題)についても確認することが大切になります。

そこで、やるべきことはまず現状の問題を片付けていくことです。例えば、自社の商品力をあげるためには、QCD生産性や人材育成などの技術力を上げることが必要で、メーカー型事業であれば製品力を上げ、差別化をしていくことが求められるでしょう。

以上のことが重要となるのですが、そもそもの条件が揃っていなければ、この戦略は実行にうつされることがなく流れていくことになるでしょう。このような悪循環に陥れば、有望な社員は次々と辞めていくことになりかねません。

では、どうすればいいのでしょうか? 結論からいうと「見える化」をすることでしっかりと「決定」し「チェック」していかなければいけないのです。その際には、場所や時間、内容を記録していくことが重要です。このようにすることで、雇われ社長の想いが「見える化」に繋がりますし事業の風通しも良くなります。もちろん知れと同時に実行度も問われることになりますが、会社を良くしていくこと(会社の成長)を考えるのであれば、雇われ社長の考えというのを「見える化」していくことが重要といえるのではないでしょうか。

■雇われ社長のリスクを回避しよう

いかがでしたでしょうか? このように雇われ社長のリスクというのは「見える化」を実行することで、会社を良い流れ導き、変化することが期待でき、結果としてリスク低減を図ることができます。サラリーマンから雇われ社長になるのは、多くのメリットとデメリットというのがありますので、自分のリスクになりうる事はキチンと確認し「見える化」などの対策を立てておくことは大切なことといえるのではないでしょうか。