個人事業主や中小企業にとって経営リスクは、経営環境や社会的な価値観によって受ける影響でその都度リスクは変化していきます。万一トラブルが起きた時、どれだけ対処できるのかでも今後の経営について関わってもくるので、しっかりとリスクを許容し、投資をしていくあるいは人材を確保していく必要があります。
■経営リスクとは?
経営リスクとは、会社の経営において発生するリスクの事を言います。リスクは,企業する経営者にとっても予想もできない出来事がいつ起こるのか予想できません。ですが、会社に人が集まって業務に人が携わっている以上は、常に何らかのミスやトラブルなどが起きる可能性があり、それに対して経営者は常に把握する必要があり、また、そのリスクに応じての対応や対策が必要です。
■中小企業経営に関するリスクにはどんなもの?
では、中小企業を経営する際に伴うリスクとはどんなものがあるでしょうか?
【売上の減少・悪化によるリスク】
何年も掛けて成長してきた中小企業でも、売上が落ち込んだり赤字転落や経営の悪化に直面するようなリスクがあります。例えば、自然災害や事故・外部要因である景気の変化などで、経営が傾くといった事や会社の運営や管理する能力がない放漫経営などの経営悪化の理由が企業内にあると考えられます。
【イメージ低下のリスク】
誰も予想もしていなかったできごとが起きた事による企業のイメージダウンもリスクの一つと言えます。自社に対しての風評被害や従業員・経営者による不祥事(法令違反)などは、会社のイメージダウン(低下)に繋がる可能性があります。
【製品・サービス時による事故】
欠陥商品や製品に対する事故が原因で、経営が悪化する場合のリスクがあります。大企業で言えば、大量に製造した商品でこのような事が起きれば、リコールになり大量の製品を回収しなければなりません。
【データ紛失や個人情報の流出によるリスク】
企業をしていると、顧客の個人情報や自社、又は取引先である企業の情報などを取り扱う事がありますが、それらの情報が外部へ流出リスクなども考えられ、置き忘れや操作ミスといった事がそれらに繋がります。もし小規模な人数である中小企業でこのような事が起きた場合は、非常に大きな問題になります。
経営リスクには、経営環境や社会的価値観の影響を受けやすいため、その時その時によって変化していきます。そのため今までに想定していなかった出来事が起きたりします。また、経営のリスクが多種多様ある以上は、経営者は経営だけでなく、業務に関しても、こと細かく見ていく必要があり、それによって対応や対策を練っていく必要があります。