会社経営において社内に潜む問題をあぶりだす問題提起が重要な理由

企業を取巻く危険

会社経営において、社内には必ず何かの問題が潜んでいると考えておきましょう。

仮に小さな問題だとしても、時間が経てば肥大化し、存続を脅かす問題へと発展するリスクも考えられるからです。

まだ小さな芽である段階で早期に摘むためにも、社内に潜む問題を炙りだすための問題提起が重要といえます。

そこで、問題提起とは具体的にどのようなことか、会社を存続させるために問題提起以外に必要なことについて解説していきます。

問題提起とは

「問題提起」とは、問題や課題を相手に投げかけることであり、起きている問題の大きさには関係なく、疑問や悩みを議論するための切り口ともいえます。

誰も気がつかなかったことに注目し、課題として挙げる観察といった性質があるともいえるでしょう。

提起することは、持ち上げることや上に引き上げること、そして議論の場に持ち出すことであり、提案や提言、発議といった言葉と同じ意味を持ちます。

社内に潜む問題が成長を妨げる

社内に潜む問題によっては、会社の成長の妨げとなると考えられます。

営業力が不足していれば利益を生むこともできなくなり、指導力が弱ければ人材は育たず組織としての目標を失うことになりかねません。

社員数が不足していれば一人ひとりの作業負担が大きくなり、モチベーション低下や利息率アップなどで現場は回らなくなるでしょう。

このようなことから、社内ではどのような問題が潜んでいるのか洗い出し、解決していくためにも妨げとなっていることを排除することが必要です。

問題提起以外に次の行動が重要

単に問題提起しただけでは問題解決につながらず、提起した後の次の行動が重要です。

洗い出された問題をどのように解決するか模索し、実際に動いていかなければ解決することはありません。

問題提起後に人員や金銭の問題で実行できないことがあれば、そもそもどのように解決すればよかわからないといった問題にぶつかることもあるでしょう。

目の前の問題を解決させることは簡単なこととはいえませんが、放置していれば事態の悪化を招く一方となるため、何かしらのアクションを起こすことが必要ともいえます。

社員にそれぞれヒアリングすることや社内研修の場をセッティングすることなど、費用をかけずに解決する方法を模索することはできます。

問題提起だけで済ませずに、次に何か行動を起こすことが解決の糸口と留意しておきましょう。