多くの日本企業は、数年前から世界展開を視野に入れた中長期的な目標として、海外進出を掲げているのではないでしょうか?
日本企業が、海外進出した方がよい理由や、国内市場だけではダメな理由などをみてみましょう。
【なぜ海外進出が重要なのか】
海外進出をする理由は、大きく分類して下記のような3つがあります。
(市場規模が大きい)
日本国内の市場と世界の市場を比較すると、その差は約10倍になります。単純計算をした場合、同じ努力を積み重ねても、得られる報酬が10倍になる事がわかります。アメリカ企業は常に世界市場を視野に入れた経営を行っており、世界市場は毎年数パーセントずつ伸びていますので、これによる利点は想像以上に大きなものになっています。
(プロダクトのフォーカス)
世界市場を視野に入れた経営を行う、最も大きなメリットはプロダクトをフォーカスする事が出来る点でしょう。
プロダクトをフォーカスする事が出来れば、優秀な人材や、資金、ノウハウなどが一点に集まり蓄積され最適化が進む事でクオリティも高くなり、その企業は余裕がもて、働きやすい職場になっていく事でしょう。
(資金と人材)
世界レベルで仕事をする事になれば、優秀な人材の確保や調達する資金の額も大きくなります。更に、このような企業で働きたいと思う優秀な人材が増え、語学力やリーダーシップ、マネージメント力に長けた強いプロジェクトチームを作ることが出来ます。
【国内市場だけではダメな理由】
それでは、なぜ国内市場だけを視野に入れて経営を行う事がよくないのか、についても見てみましょう。
まず先にも述べましたように、海外市場と比較して国内マーケットは小さすぎる事が
挙げられます。
国内で儲かる市場には、他社も多く参入してきますので競争と、潰し合いの結果、生き残れる企業は一握りになります。
また、いつか海外進出したいと大きな理念を掲げていても、日々の業務に忙しくなかなか実現できないうちに社員のやる気や、モチベーションが下がっていくというケースも多くあります。
【まとめ】
世界マーケットの大きさは十分理解していても、日本企業の海外進出はそう簡単ではありません。
世界の各国で求められるニーズや、ビジネス習慣も全く違います。海外進出をして、成功をするためには大変な努力と忍耐が必要になる事でしょう。
まずは、今までの経験や考え方を一度全て忘れリセットする事から始める必要があるのではないでしょうか?