重要!経営者なら絶対知っておくべき必要となるお金の知識

経営者のリスク

企業経営をしていると、様々なお金の流れを知ることになります。例えば、商品を売って利益がでた場合、商品を売った取引先から入金がない場合、従業員への給与の支払いなどがあります。
経営者は、自社のお金の流れがどのようになっているのか、今後どういう流れになっていくのかを予想し把握しておく必要があるでしょう。

【月商の3か月分】
会社経営を行っていく場合に、まず多くの経営者が不安に感じることは「手元にどれくらいのお金があれば経営していけるのか」という点でしょう。
企業規模や、従業員の数にもよりますが一般的には3~6か月売り上げがなくても、資金ショートしなければよいと言われています。
毎月の支出の4か月以上、できれば半年分は用意しておくと安心でしょう。

【起業における資金調達の方法】
起業をする際に必要になるお金について考えてみましょう。企業の資金調達の方法は下記のように2つに分類することができます。
・負債(デット)返済を伴う資金調達、第三者からの借り入れを増やす方法
・株主資本(エクイティ)返済の必要がない資金調達で、新株の発行等によって実質的な自己資本を増やす方法

具体的には、友人や知人、親族などに調達をする、個人投資家、国民政策金融公庫、信用保証協会、ベンチャーキャピタルからの出資、助成金、補助金などがあります。
これらをうまく活用しながら資金を調達して企業を成長させていきましょう。

【キャッシュを増やす】
上記は起業をする際の資金調達の方法でしたが、一般的な資金調達ではなくキャッシュを増やす方法についても知っておきましょう。

・仕入れ先との交渉
例えば、仕入れ先との交渉がうまくいけば支払い条件が緩和されることもあります。基本的には、契約時に自社に有利になるように交渉をしますが、契約後であっても交渉次第で有利に運ぶことができますので覚えておきましょう。

・売掛金の早期回収
売掛金とは、取引先へ商品を売った場合の金額を言います。売掛金の早期回収は、一つの資金調達にもなりますので、取引先には売掛金の早期回収をしてもらうように努めましょう。

・必要のない資産の売却
ゴルフの会員権や、使っていない不動産など必要のない資産を売却することも資金調達には大変有利になります。

【まとめ】
会社経営をする場合は、このように様々な種類のお金の流れがあり、これらを経営者が全て把握することは難しいかもしれません。
経営者、従業員などそれぞれ企業には役割分担があります。専門的なことは、専門家に任せ、経営者は物事を判断を下すという仕事に集中する事が大切でしょう。