いざ、自分が経営主(オーナー)となったら?
自分が事業を経営するトップになることは夢がありますね。しかし、オーナーには運営する責任と運営していく上で避けては通れないリスクがあります。
今回は、どういうリスクがあるのかについて説明したいと思います。
【リスクの種類】
1、売上の減少や経営悪化
オーナーにとって一番心配なものといえるでしょう。
原因も景気の影響を受けるということだけではありません。
オーナー自身の経営の仕方に問題があったり、優秀な人材が引き抜かれたりという、人に原因があることもあれば災害・事故によるものまで様々です。
2、重要なデータの流失または紛失
オーナーまたは従業員がうっかりパソコンの操作ミスによりデータが外に出るということもあります。また外部からのサイバー攻撃や内部に産業スパイがいる可能性もあります。
それが内部だけの被害にとどまらず、消費者・取引先に被害や損害がおよべば賠償責任問題に発展することもあり注意が必要です。
3、自社製品が原因となる事故
もし大量生産している製品に事故が起これば、リコールで自主回収することになり自社に大きなダメージがあります。
またその事故が原因で消費者がケガ・病気・死亡といったことになってしまえば、刑事責任と民事責任を問われることになります。
4、企業イメージが低下する事態
これは1~3に当てはまることですが、これらを原因として企業イメージが低下することもあります。
またオーナーや一部の従業員がコンプライアンス違反などの不祥事が起こることによるイメージダウンも考えられます。
5、訴訟による損害
これも1~3などが理由で身内の従業員、または取引先・株主や損害を受けた消費者から責任を問われ訴訟を起こされれば、直接的なダメージのみならず4のように社会的制裁という形で何重にもダメージが膨らみます。
6、企業の施設での事故
火災などの災害、施設のエレベーターなどの管理不備により人的被害の出る事故が発生する可能性があります。
7、労働災害
働くのは人間ですから、オーナーから従業員まで病気・死亡する可能性があります。
【リスクを防ぐためにオーナーがすべきこと】
リスクはオーナーの意識の欠如により増大します。
経済社会などあらゆる分野に起こった、あるいは起こりうる変化をオーナーは予見または対応する必要があります。
また、天災は防ぐことはできないと考えるのではなく、起こった場合にあらゆる備えをする必要があります。
【まとめ】
事業を経営するオーナーは起こりえる、どんな場面やリスクにも対応する責任があります。
つまりリスクマネジメントということになります。現代ではIT社会になり情報もより細かく、入ってくるスピードもどんどん速くなっています。そこを必要なところは抑えるといった取捨選択を瞬時にすることもオーナーには求められています。