ビジネスにおけるイエスマンは、経営者や上司の命令に無批判に従う人です。
権力や目上の方の命令にさからうことなく従う人や、信念を持たずに何にでも言いなりになる人がイエスマンといえます。
そこで、イエスマンについて、該当する上司の特徴や作る原因を簡単に紹介します。
イエスマンとは
イエスマンとは、上司など目上に機嫌取りをする人であり、すべての物事にイエスと答える人です。
仕事をする中では、上司の指示に従うのは当然であるものの、一般的な人と異なりすべての指示に反発せず従います。
上司からの指示や願いに断らない都合の良い人物であり、ネガティブな言葉として使われます。
イエスマンの上司の特徴
イエスマンの上司や管理職の特徴として、部下のことなどは眼中になく、上の言いなりになることが挙げられます。
自身の評価のみにしか興味がなく、部下に過酷な目標を与えてでも、保身のために朝令暮改や責任回避も当たり前とします。
トラブルが起こった場合も、責任は部下へ押し付けて、上司に何とかして気に入られようとすることが特徴です。
出世しか頭にないイエスマンが上司になってしまうと、部下は疲弊して心身が病み、仕事を続けられなく恐れもあります。
そのため、経営者は人材を雇用した後は、イエスマンを一定のポジションに置くべきではないといえます。
経営者にとって、イエスマンがいれば都合がよいものの、優秀な人材の退職を加速させる原因になります。
イエスマンを作る原因
イエスマンを作る原因は、主に経営層にあります。
平社員がいずれ先輩や上司の立場になったとき、イエスマンにならない体制が必要です。
上に意見すると干されたり陰口を言われたり、居場所を失われるといった社内環境では、誰も仕事を続けられません。
イエスマンを量産するワンマン経営は、現代では通用しないブラック企業です。
優秀な人材は退職し、競合に奪われることになるでしょう。
残った社員も思考停止となり、現場の士気はさらに下がり続け、いずれ誰もいなくなる恐れもあるといえます。
イエスマンが多い組織は、新しいアイデアや意見が潰され、仮に出た場合でもすぐに却下される傾向が見られます。
多様な視点から問題を捉えられず、画期的な解決を生みさせません。
組織全体のモチベーションも、リーダーシップも低下するため、上司と部下の間に信頼関係を築くコミュニケーションをしっかりとりましょう。