経営者は、日々さまざまな課題に向き合っています。当面している経営課題として上位にあげられるものをいくつかみてみましょう。また、課題を解決するための方法についてもみてみましょう。
【経営者の課題】
経営者の課題として上位に上げられるものが「収益の向上」「人材の育成・強化」「売り上げ・シェアの拡大」「新製品・新サービスの開発」などです。
企業規模別でみると、従業員3,000人以上の大手企業の課題として、「収益性の向上」「事業基盤の強化・再編」「グローバル化」などを挙げた経営者の割合が最も多く、300人～3,000人以下の中堅企業においては「人材の強化・育成」「売り上げ・シェア拡大」を挙げた企業の割合が多くなっています。
このように、企業規模によっても経営者の課題は異なってくることが分かります。
【経営者の課題をどうやって解決する？】
このようなさまざまな課題に対して、どのように解決をしていけばよいのでしょうか？一つずつみてみましょう。
・人材の強化・育成
人材不足は近年特に中小企業など規模の小さな会社に集中しています。中小企業は、資金力不足から、女性やシニアという人材を多く確保している傾向にあります。中核になる人材が不足すると、新事業の開発や、需要の拡大に大きな影響がでます。
人材不足を解決するためには、無駄なプロセスを見直したり、ITの強化、アウトソーシングへの移行なども大きな手助けとなります。
・営業・販売の強化
営業や販売力の強化は企業にとっては大きな成長となります。営業や販売力の強化のためには、まず営業マンのやる気を引き出し、モチベーションのアップを図りましょう。そのために経営者ができることは、以下のようなことがあります。
・よい成績を収めた営業マンに対しては、報酬を与えたり、評価を上げる
・自社のサービスや商品についてより理解してもらうために、研修会などを開催する
【日本企業の7割以上は先行きが不透明】
企業には、このように多くの課題があり、7割以上の経営者が5年後の先行きが見えないと言っています。
また、今後10年のスパンで考えて全体の約半数の企業が今とは異なる形態に転換する必要があると認識しています。
【まとめ】
経営者が抱える課題と解決策については理解できたでしょうか？また、現在の事業形態で先行きが見えない場合は方向転換をすることも視野にいれて経営を考えていくことが必要でしょう。
